【富士宮市】市内にもあります!自然を満喫できる紫陽花の名所『原川親水公園』!
今年の3月に開催された『富士山白糸平成棚田祭り』で、白糸地区周辺を散策した時に見つけた、『原川親水公園』。
梅と桜の木の下の低いところにあるのは多分紫陽花だろうと、3月からこの時期を心待ちにしていました。
場所は県道414号富士富士宮線を白糸の滝方面に進み『白糸自然公園』を越え左手、『本源寺』さんの青い看板がある小さな交差点を右折します。
富士造園さんのある交差点からだとまっすぐ進めば到着するのですが、こちらの道を通ると道沿いに原川の清流が続いているので、おすすめはこちらの道から!
150mほど進むと、右手に『原川親水公園すぐそこ→』という看板がありますので、従って右折。約50mほどで『原川親水公園』に到着です。
公園といっても遊具などはなく、富士山の見える田園風景と原川の清水、四季折々の花が楽しめる遊歩道のようになっています。
辺りにはツマグロヒョウモンやモンシロチョウなどは舞い、ほ場整備記念碑の横にある原川に架かる橋からは、天気が良い日には富士山が望めるそうです。
そして、肝心の紫陽花は…まだ少し早かったのですが、少しずつ色付き始めていました。
満開になったら素晴らしい景色が見られそうです。
歩きながら写真を撮っていると、紫陽花の木の裏の辺りから、なにやら物音が…最初は風のいたずらかなぁと思っていたのですが、ちょうど紫陽花の木が途切れたところから覗いてみると、野生のキジが歩いていました。
私に怯えることもなく、こんなに近くまで寄って来てくれました。
野生の動物をこんなに間近で見る機会などほとんどないので、感動と驚きでシャッター切りまくり!気が付くと連写で50枚以上も撮影していました(笑)
紫陽花の学名はハイドランゲア・オタクサです。
紫陽花の学名を付けたのはドイツの医師・博物学者シーボルトです。
自然科学の研究も行なっていたシーボルトは、日本の植物をオランダに持ち帰り、それを育てて品種改良などに努めました。
日本滞在中、シーボルトは楠本瀧という女性と恋に落ちたと言います。シーボルトはお瀧さんをオタクサと呼んでいました。彼は愛したお瀧さんの名前を紫陽花に付けたのだと言われています。
色が変わることで『心変わり』という花言葉を持つ紫陽花ですが、最愛の人の名前が付けられた花でもあるんですね。
時を越えても変わらない深い愛に想いを馳せながら、『原川親水公園』を歩くと、大粒な雨に打たれながらも生き生きと咲く紫陽花に、憂鬱な気分が消えていくような気がしました。
原川親水公園:県道414号富士富士宮線を白糸の滝方面に進み『白糸自然公園』を越え、富士造園さんのある交差点を右折して150mほど。
注意:駐車場はありません