空に向かってまっすぐ伸びて、凛と立咲く姿が印象的な初夏の花「タチアオイ」が江ノ口川沿いを彩り、散歩する人の目を楽しませてくれています。

今回はこれから見頃を迎える、約4000本のタチアオイをご紹介します。

江ノ口川沿いを、色とりどりのタチアオイが、約200メートルにわたって咲き始め、見る人の目を楽しませてくれます。

場所は高知市桜井町の江ノ口川沿いになります。

南金田の「一文橋」から川沿いに、西へ進んだ遊歩道に「タチアオイ」が華麗に咲き誇っています。

地元の住民の方々が、多くの人に花を楽しんでほしいと、7年前から少しずつ植え始めた「タチアオイ」が、今では4000本ほどまで増えたそうです。

空に向かって高く伸びるタチアオイは存在感があり、背丈は50センチから高いものは2メートル近くのものまであり、見下ろされているようでした。

まだつぼみが多くありますが、花が下から順番に咲き上っていき、上まで咲くと梅雨が明けると言われていて、夏の到来を感じさせてくれる花なのですが、こちらでは梅雨入り前に満開になりそうです。

ハイビスカスに似た華やかな大輪の花びらで、きれいな形をしています。

白や薄いピンク色から濃い赤色まで、彩りゆたかで華やかな花が、ひらひらと風にふかれる姿は心をなごませてくれています。

タチアオイの他にも「あじさい」や「芍薬」など、いろいろな花々を育てています。

ちょうど「ひまわり」の芽もでていたので、タチアオイが終わったあとも楽しめるように考えて、お世話をしてくれています。

訪れた日も、地元住民の方々が雑草を摘み取ったり、枯れた植物を抜き取って、次の花を植える準備をしていました。

「お世話ありがとうございます」と声をかけると、「ゆっくり楽しんでいってね」とやさしく声をかけてくれました。

私たちが楽しめるのも、お世話してくれる地元の方々のおかげです。

今月いっぱいは花を楽しめますので、今週末はお天気もいい予報になっていますので、道沿いに咲きほこるタチアオイを眺めながら、運動不足解消に散歩を楽しんでみませんか。