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【秋田県横手市】横手の学生が愛してきた青春の味!昭和7年創業の老舗『パン工房かつた』とは?

KANEYANWEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

まもなく創業から一世紀!横手駅前で愛される老舗のパン屋さんへGO!

愛され続けて一世紀。

「私で三代目だけど、もうここは100年ぐらいになるね」

「ひゃ、ひゃくねん!?」

店主からその歴史を聞いた私は、思わずベーグルのように目を丸くした。昭和7年創業のため正しくは今年で92年目だが、私が今まで取材してきた中でもトップクラスの老舗である。昭和の初めから令和へ時をかけるパン屋さん。そう、今回は横手で長年愛され続ける『かつた』にズームインだ。

パン工房 かつた
パン工房 かつた

店内にはバラエティに富んだパンが並ぶ
店内にはバラエティに富んだパンが並ぶ

その歴史ある店の扉を開けると、三代目にあたる気さくな女将さんが迎えてくれた。店内にはヤングに人気の総菜系からおやつタイムに嬉しいスイート系まで、バラエティに富んだパンが並ぶ。中でも一番の人気を誇るのが、表面にコーティングされたチョコレートが食欲をそそるシューパンだ。

一番人気の「シューパン」に注目!
一番人気の「シューパン」に注目!

ちなみにここに並ぶ商品は、地元高校の購買部でも長年に渡り販売している。学校で気になるあのコをチラ見しながら、『かつた』のパンをかじる放課後の青春。今日はそんな横手の学生たちのソウルフードをいくつかチョイスして、秋のパン祭りの開催といこう。

『かつた』のパンは地元のスーパーや高校でも販売!
『かつた』のパンは地元のスーパーや高校でも販売!

受け継がれる横手のソウルフード!安くてウマい『かつた』のパンを実食!

今回はこの3品を購入!
今回はこの3品を購入!

今回購入したのは、不動の人気を誇るシューパン、店主の女将さんおススメのコーヒーマーブル、そして腹ペコの私が気になったツナマヨの3品だ。外はえげつない雨だけど、私の気持ちはフェスティバル。まずは注目のシューパンからレッツイートだ。

シューパン(170円)

シューパン:170円
シューパン:170円

どこかノスタルジックな雰囲気が漂う『かつた』名物のシューパン。カステラ生地で作ったパンはサクッと食感で、表面を覆うチョコとの相性も良き。そしてそれを豪快に齧ると、パンの中からバタークリームが登場。このクリームがほど良い甘さのため、飽きることなくバクバク食べられる。ヤングな学生はもちろん、元ヤングの方にもおススメの一品だ。

シューパンは大人も子供も喜ぶ『かつた』の名物だ
シューパンは大人も子供も喜ぶ『かつた』の名物だ

コーヒーマーブル(180円)

コーヒーマーブル:180円
コーヒーマーブル:180円

このコーヒーマーブルも学生に人気だ。パンの生地はフワフワで、耳の部分はカリッと香ばしい食感が楽しめる。マーブル模様のパンにたっぷりサンドされた珈琲クリームは、意外とビター。甘さそうに見えて、ちょっぴりほろ苦い。そんな大人の階段を上る最中の学生も、最近階段を上るとヘロヘロになる私のようなミドルエイジも楽しめる一品だ。

ツナマヨ:170円

ツナマヨ:170円
ツナマヨ:170円

「これ絶対ウマいやつ」と確信して購入したツナマヨ。砂糖や油を控えた体に優しい生地はやや固めで、食べごたえのある仕上がり。そしてそこに惜しみなく注入されたシーチキン&マヨネーズがたまらない。青春時代からオリンピック5回分ぐらいの歳月が流れた私も、再びヤングな気持ちになる総菜パンだ。

店内ではパンのほか、お菓子の販売も!
店内ではパンのほか、お菓子の販売も!

創業以来、地元で愛され続けている『パン工房 かつた』。私が訪れたときも、トレイを持ちながら「本日のパン」を吟味する常連さんで賑わっていた。現店主である女将さんの親しみやすい人柄も相まって、じんわりと温かさを感じる名店だ。

リバウンドを取りに行くあの娘が高く飛んでるときに、口へ運ぶ甘いシューパン。横手の学生が愛してきた「青春の味」は、令和の新しい時代にも引き継がれている。

【店舗情報】
パン工房 かつた
住所:秋田県横手市寿町7-20
営業時間:7時~19時
電話番号:0182-32-2860
定休日:日曜日

WEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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