watchは「ウォッチ」じゃない!英語らしさ3つの秘訣
watchの読み方は「ウォッチ」じゃない、ってご存知でしたか?
Hello!英語コーチ・英語発音指導士(R)のChiikoです。
カタカナ語ではよく「ウォッチ」と言いますが、watchをこのように発音すると、実は少し英語らしさに欠けてしまうんです。
今回お話する3つのコツに従うと、多くの単語に「英語らしさ」が生まれます。ぜひ読んで実践してみてくださいね!
コツ1:小さい「ッ」をなくす
watchを「ウォッチ」と読むと違和感があるのは、英語には日本語のような小さい「ッ」がないからです。
例えば「ウォッチ」を「アタマ」「ツクエ」と同じように均等な長さの3つの音で感じていませんか?
小さい「ッ」は音が出ていないにもかかわらず、1文字分の「間」をとっています。これが日本語の小さい「ッ」の特徴です。
しかし、英語ではその音を省いて発音します。
例えば英語ネイティブは、「切って」を「きて」と発音することが多いです。これは、英語には小さい「ッ」が存在しないためで、英語らしい発音にするには、この「ッ」をなくすことが重要です。
コツ2: 母音を短く切らない
英語らしく発音するには「母音を短く切らず発音する」ことも大切です。
日本語は「ウォッチ」を「アタマ」のような均等な3音で感じているため、比較的「ウォ」を短く言って、そのあと「ッ」にすぐ突入します。
一方、英語は「wAAAAAtch」のように発音します。
出だしは唇をすぼめて「ゥヮ」という音を出し、そこから口を開けて「アー」という母音、最後に「チッ」という息だけの音を出します。
かなり違いますよね。
英語は「ゥワァー」wAAAAのように発音するため、「ウォッ」と日本語的に始まると a の母音がとても短く感じるのです。
そこで、英語を話すときは「ッ」をなくすことはもちろんですが、その前の母音をパッと切ってしまわず、しっかり発音することも実践してみましょう。
コツ3: 最後の子音は短めに
最後に、watchの tchの部分を「チ」と声に出さないことも大切です。
手前に小さい「ッ」が入ると、ジャンプをして着地をするように最後の音をしっかり声に出して言ってしまいます。
しかし英語ではこのジャンプ(小さいツ)は無いので、ドカっと着地する必要もないんですね。短く鋭く言いましょう。
特に、catやwatchやstopやlookのように t / (t)ch / p / k で終わる場合は、息だけを強く鋭く出して発音しましょう。
もしかしたらこの語尾の鋭さが、外来語で小さい「ッ」として表現されたのかもしませんね。
練習:英語らしく読んでみましょう
上記の3つのポイントをおさえて、dog, stop, hat を読んでみましょう。
dog→ dOOOg(× ドッグ)
stop→ stOOOp(× ストップ)
hat→ hAAAt (× ハット)
いかがでしたか?
実際に辞書の音声などもよく聞いて、確かめてみてくださいね。
まとめ
英語は小さい「ッ」を入れない
小さいッの前の母音を短く切らず長めに発音する
最後の子音は鋭く短く!母音をつけない
ぜひやってみてくださいね!