今回は大阪市東住吉区駒川4の駒川商店街で、洋服屋さんの中で手作りのおかず販売をされているお店に行ってきた話題です。

お店の名前は「ブティック ヒサシ」。ご覧のように、素敵なお洋服屋さんです。いろーんなお洋服が売っていて、すごく魅力的なブティックです。

しかし、私の家族にこのお店のことを聞くと「ブティック ヒサシ。ああ、お惣菜も売ってるお店やね」という返答。「何言ってるんやろう？」と思っていたのですが、店に入ると意外な光景が....なんと本当におかずが売られていました。

お店を入ってすぐ、中央のスペースに置かれているのは、いずれも「本格的な」おかずの数々。例を挙げると「鮎の塩焼き（450円）」「厚揚げと万願寺牛肉入り（400円）」「冬瓜と鶏そぼろ煮（400円）」「イカ里芋たいたん（350円）」などなど...おかずの詳細はコチラのインスタを参照ください。

そして、惣菜販売のスペースには大阪市からの食品販売の許可証とともに、こんな手書きの言葉がありました。「国産の食材にこだわり、すべて店内にて手づくりしています。また、揚げ物はこめ油で揚げています。ヒサシキッチンブリス」

わあ、これは、ほんまもんやー。国産食材にこだわって手作り。揚げ物は「こめ油使用」。これだけ本格的なものを売られるってスゴイですよね。んっ？　「ヒサシキッチンブリス」これがお店の別の顔というわけですね。

さて、このおかずを作っておられる、ブティックヒサシの川村学さんにお話をお聞きしました。

このおかずは、毎朝、お店を開ける前に、川村さんが作っておられるそうです。先に鮎の塩焼きがあると紹介しましたが、この一品は夏ということで作られたとか。いわゆる季節の旬のおかずも作っておられるそうなんです。

「芋や冬瓜、カボチャのおかずなんかは、もう鉄板ですね。フライドチキンとかの揚げ物は若い人が好きやしね」と川村さんはいろんなおかずを紹介してくださいました。

そして、なぜこれだけの種類のおかずを売っているのかをお聞きすると「毎日来ていただくお客さんも多くて、同じものやと『これ食べたわ』とか言われるんですわ（笑）。だから、メニューは毎日違うものを出すように心がけてるんですよ」と川村さん。それだけファンが多いということですね。

このおかず販売は、もうすでに定着しているそうで「パーティ用の惣菜とかも法事用の弁当とかもご注文いただいてるんですよ。お客様のお好みに合わせて、リクエスト受けたらなんでも作りますよ」と川村さんは笑顔で話してくれました。

大阪市からの食品販売の許可証が掲示されている理由も聞いてみると、「洋服屋さんやのに食品を売ってると保健所さんに連絡をされる方もおられたので、こうやって掲示しています（苦笑）」と話しておられました。

しかし、これだけの料理の腕をお持ちということは、どこかで修業されたんですか？　と聞くと「別に料理店で働いたこともなくて、偶然、うちの嫁さんが洋服の店を見てくれて、僕が子供用のご飯を作ってただけなんですよ」という意外なこたえが返ってきました。

私はこの言葉を聞いて、なるほど！と思いました。だって、どのおかずも本格的かつ家庭的なんですよね。きっと子どもさんも美味しく食べておられたんだろうなあと想像しちゃいました。

そんなお話を聞くと私もこのお惣菜を食べたくなりました。この日は「鮭チャーハン（500円）」と「フライドチキン（550円）」を買いました。

家に帰ってからいただきましたが、チャーハンは野菜や卵などの具材もたくさん入っていて、味付けも最高。すごく美味しかったです。フライドチキンもこの値段で6個入り。こちらも美味しくてごはんが進みました。

もう私は完全にこのお店の魅力にハマっちゃった。なんで今まで「美味しい洋服屋さん」の存在に気づかなかったんだろう！！

お店にも掲示されていますが、LINEで友だちになると、その日のおかずがわかるお知らせもしてくれるとか。

ヒサシキッチンブリスのインスタグラムのプロフィール欄にこんな記載がありました。「お家ご飯のお手伝いさせて頂きます」。

私はもう、これからもめっちゃお世話になりまーすw！！