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【ホークス育成新人File】イケメン左腕の2位中道佑哉、好きな選手は人気漫画の主人公

田尻耕太郎スポーツライター
新人合同自主トレでランニングをする中道(筆者撮影)

 育成2位入団の中道佑哉投手は最速146キロの変則左腕。投球フォームの中に独特な間合いがあり、打者はタイミングが取りづらそうだ。

 八戸学院大学では同級生右腕と2本柱を形成した。エースの名は、広島カープにドラフト3位指名された大道温貴だ。この「大道・中道」の2本柱でみちのく大学球界を席巻。3年生だった一昨年春は北東北大学野球春季リーグで優勝を果たし、富士大学の11連覇を阻止した。

大道、中道で2本柱

 中道自身も同年春のリーグ戦では34イニングを投げて防御率1.59と好投した。また、4年生になって秋の青森大学戦ではノーヒットノーランを達成した。145キロの直球と130キロ台中盤のスプリットを武器にして10三振も奪った。

 趣味はゲームやアニメ鑑賞というサウスポーは、好きな選手に人気野球漫画「MAJOR」の主人公の茂野吾郎を挙げる。一方で目標とする選手はチームの大先輩になった和田毅投手だ。

「和田投手のような、長い間プロ野球界で活躍する選手になりたい。ただ、自分は体の線がまだ細いので、体づくりからしっかり。また、育成なのでファームからのスタートになる。しっかり結果を残したい」

 入団会見では表情を引き締めて語っていたが、笑顔が爽やかなイケメン青年。タカガールたちの注目の的になることは間違いなさそうだ。

中道佑哉(なかみち・ゆうや)

 1998年9月4日生まれ、22歳。青森県出身。O型。左投左打。

 小学校時代は十和田北園クラブに所属。三本木中学校、八戸学院野辺地西高校を経て八戸学院大学から2020年育成ドラフト2位で入団。背番号は123。

 野球を始めてから一番の嬉しい思い出は「大学3年生の時に人生で初めて全国大会に出場できたこと」。一方で悔しい思い出は「全国大会でサヨナラ負けしたこと」。座右の銘は「勝利一笑」。長所は物怖じしない性格と他人に流されないところ。短所はマイペース。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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