玄界灘の近くにくれば、新鮮な魚が食べたいと思うでしょう。

その期待にこたえるように、この付近には海の幸が味わえるお店が立ち並びます。

宗像市・牟田尻にある「活魚村　海彦（さかなむら　うみひこ）」は、国道300号線沿いで、道の駅むなかたから歩いて10分ほどのところにあります。

「海鮮丼」とかかれたのぼり旗が、風をうけてパタパタとまねいているようなので、まよわずに入店しました。

◇「海彦」店舗外観

道路沿いに立つ大きな看板が目印です。

店舗の外にわかりやすく写真でメニューが掲示されていて、注文する料理をおおよそ決められます。

「元祖　宗像　海鮮丼」ののぼりを見ると、オーダーは『海鮮丼』で決まりです。

ただ、「海鮮丼」の種類の多さにはおどろきました。

◇「海彦」の店内

店に入って左手に客席があり、満席でないことにホッとしていると、スタッフから奥の席もあいているからと案内されました。

ランチタイムを少し過ぎていたのが良かったようです。

右手にレジコーナーがあり、その裏手が客室になっています。

一段あがった客室は、テーブル席と個室になった座敷があります。

窓ぎわのテーブル席に着くことにしました。

むかって右側には個室のテーブル席があり、家族づれらしい先客が食事を楽しんでいます。

◇バラエティー豊かなメニュー

海鮮料理と天ぷらが同時に楽しめるメニューです。

丼ものが中心の定食メニューになっています。

ものすごいボリュームです。

こちらが海鮮丼単品のメニューです。

種類が多くてしばらくメニューをながめていると、スタッフの女性から「日替わり玄海丼」がオススメと聞き決定しました。

メディアでも紹介された名物丼のようです。

◇「日替わり玄海丼」をオーダー

目のまえに置かれた「日替わり玄海丼」は、とても華やかなうえにボリューム満点で、どこから食べるか迷ってしまいます。

公式ホームページのメニューには「スペシャル海鮮丼」となっていますが、そう表現するのがぴったりだと思いました。

いろいろな魚が楽しめて吸い物つきで、税込み価格1,650円です。

手前にあるのは白身魚の天ぷらにきざみのりがそえられたものです。

海鮮は日によってかわるそうですが、今回はこのような魚でした。

＊エビ
＊サーモン
＊マグロ
＊炙りサワラ
＊イカ
＊穴子（地元でしか味わえない刺し身です）
＊ネギトロ

そのほかにも厚焼き玉子や酢蓮根、ミニトマトにガリ（生姜）などが彩りを添えています。

「日替わり玄海丼」に限っては具の下にあるベースは、白ご飯ではなく酢飯が使われています。

海鮮ちらしも好物なので、喜んでいただきました。

スペシャルな海鮮丼は、天ぷらも乗っているところがポイントかも知れません。

吸い物は出しがきいていて、あっさりとした味付けで、ワカメとそうめんのりが入っています。

特にそうめんのりは風味がよく、ツルンとした食感で、とてもおいしくいただけました。

海鮮丼は別にそえられたタレを回しかけていただきます。

大きくカットされた刺し身は、食べごたえあって魚のうまみを堪能できました。

鐘崎漁港の地魚を中心とした新鮮な活魚料理が楽しめる「海彦」で、スペシャルな海鮮丼をいただきました。

バリエーション豊富な海鮮丼はもとより、天ぷらなどもついたボリュームたっぷりの「和風セット」もオススメです。

釣川河口付近にあって、季節ごとの旬の魚がおいしくいただける「海彦」で、海鮮丼を味わってみてはいかがでしょう。