猛暑はまだ続きそうですが、暦の上では秋をむかえ、海水浴を楽しめるのも終盤となりました。
それでも宗像市神湊の「北斗の水くみ海浜公園」は、遠浅で水がきれいなため海水浴客でいっぱいです。
加えて、広い無料駐車場やトイレ・シャワーなどの設備が整っているほかにも、海開きの期間中、ライフセーバーが常駐しているので安心して海のレジャーが楽しめます。
管理棟の屋上にある「幸せの鐘」を鳴らしながら、涼しい風をうけつつ楽しそうな風景を取材しました。

◇北斗の水くみ海浜公園

「北斗の水くみ海浜公園」は釣川河口の東岸に位置し「道の駅むなかた」から歩いて10分ほどのところにあります。
水がきれいで遠浅なので、夏は子ども連れで海水浴におとずれる人も多く、設備や管理も行き届いていて人気のビーチです。
ここでは9月下旬から10月下旬にかけて、世界でも珍しい天体ショーが見られることでも知られています。
それは「北斗の水くみ」と言われるように、北斗七星が水平線に沈む際、海水をくむように見える星空スポットなのです。

「北斗の水くみ海浜公園」には管理棟があって、遊泳期間中はライフセーバーが常駐し、監視活動をしてくれています。

また、無料で使えるシャワーや足洗い場、トイレなどの設備が整っているので「海遊び」を楽しむ者にとって、うれしい場所ではないでしょうか。
階上の展望デッキには「幸せの鐘」があり、ベビーカーでも上がれるようにスロープが設置されています。

管理棟の前には駐車場が50台分ほど準備されていますが、満車の時には「道の駅むなかた」の駐車場が利用できます。

◇安心安全への配慮

「北斗の水くみ海浜公園」には遊泳期間中、宗像ライフセービングクラブボランティアスタッフが常駐（8月31日まで）して、監視小屋を拠点に監視活動、ビーチクリーン、SUP（サップ）の貸し出し（有料）などをしてくれています。

希望すれば子ども用（3歳～中学生）のライフジャケットを無料（預り金が必要でライフジャケット返却時に返金）で貸し出してもらえるのでとても安心です。

◇幸せ呼ぶ「幸せの鐘」

玄界灘が一望できる展望デッキにある人気スポット「幸せの鐘」。
七夕伝説発祥の地とされる大島を臨みながら、カップルでこの鐘を鳴らすと幸せになるというロマンチックなジンクスを生んでいます。

この場所で夜空に広がる星を眺めながら、誰かの鳴らす鐘の音を聞くのもいいかもしれません。

◇釣川河口の風景

釣川をはさんだ対岸は、神湊海水浴場が続きます。
「道の駅むなかた」の方角に目をやると、その先は宗像大社、東郷駅方面です。
どこを見ても山々の美しいみどりや水の豊かさがあふれていて、素晴らしい風景が広がります。

宗像市内を流れてきた釣川の水がこの河口から玄界灘の大海原へと流れ込んでいく風景は、豊かな自然と歴史的資源に恵まれた「宗像市」に住むことの喜びを感じさせます。

「北斗の水くみ海浜公園」で安心安全に海水浴が楽しめるのも後わずかとなりました。
まだまだ暑さは続きそうですが、確実に季節は変化していきます。
くれぐれも無理をせず、安全に残りの夏を楽しんで、素敵な思い出作りをしていただきたいと願っています。