温泉ライターの泉よしかです。

旅行先として大人気の沖縄県。でも意外と沖縄県に温泉って少ないのです。もちろん全然ないことはありません。またここ数年で増えてきていることも確かです。
でも絶対数では他の都道府県と比較するとまだまだ少ない。そんな沖縄県の、なんと那覇市の国際通りからすぐのところに「りっかりっか湯」という天然温泉施設があることをご存じでしょうか？

COMMUNITY＆SPA那覇セントラルホテルの「りっかりっか湯」

賑わう国際通りの中心部から、徒歩2～3分という恵まれた立地の「COMMUNITY＆SPA那覇セントラルホテル」。天然温泉「りっかりっか湯」は、このホテルの大浴場を兼ねた日帰り温泉です。

玄関から入って、ホテルのフロントは突き当りを右に曲がりますが、「りっかりっか湯」はその手前を左です。

「りっかりっか湯」のお風呂を紹介

「りっかりっか湯」は温泉を使ったお風呂があるだけでなく、ノズルから出る水圧がマッサージしてくれるジェットバス系のお風呂が充実しています。

しかも、実際に使ってみるとわかりますが、とても水圧が強い。これは沖縄だからなのでしょうか、あるいはこちらの施設の特徴なのでしょうか。実感としては他県のジェットバスの1.5倍ぐらいのパワーでもみしだかれている気がします（むしろパワフルで気持ちいいです）。

一番驚いたのは、「ファウンテンバス（噴水風呂）」！定期的に浴槽の底から複数の噴水が吹き上がります。
もちろん噴き上げられた水流が体をマッサージしてくれるのですが、その音と迫力に思わず目が点になってしまいました。

サウナ―注目！「りっかりっか湯」にはサウナが3種類も

「りっかりっか湯」には、スチームサウナ、ソルティサウナ、ドライサウナと3種類もの本格的なサウナがあります。

現在の一番人気はやはりドライサウナ。ここで熱さに耐えて水風呂で冷やし、リラックスしてととのうのは最高ですね。

一方でしっとりとしたスチームサウナや、塩でお肌つるつる効果が期待できるソルティサウナも捨てがたいものがあります。気分やお好みで選べますね。

露天風呂は貴重な天然温泉！

さて内湯とサウナを紹介してきましたが、実は天然温泉を使っているのは露天風呂なのです。
パッと見、黒いお湯に見えますが、それは温泉成分で浴槽の内側が黒く染まっているから。泉質はナトリウム―塩化物泉で、保温と保湿に優れた熱の湯と呼ばれるタイプの温泉です。
湯上がりは肌触りがとてもしっとりとしますよ。

那覇の国際通り近くで気軽に天然温泉に入れるなんて、本当に貴重な施設です。

桃源泉と紫雲泉を日替わりで

ここまで写真で紹介してきたお風呂は桃源泉という浴室で、「りっかりっか湯」にはもう一つ紫雲泉という浴室があって、日によって男女を入れ替えています。
日帰り利用の場合は片方しか入れないかもしれませんが、もう一つの紫雲泉も紹介しましょう。

桃源泉と紫雲泉で共通しているのは、温泉の露天風呂、3種類のサウナ、水風呂、ファウンテンバス、強力シェイプバス。
桃源泉のみにあるのはヘルツバス（低周波電流風呂）、アクアプログラムなど、紫雲泉のみにあるのは水圧マッサージのローリングバス、足裏から背中までマッサージするスワットバスなどです。
どちらに入ってもお風呂の種類が充実しているのは間違いありません。

露天風呂はどちらでも天然温泉ですが、お風呂の雰囲気はちょっと違うかもしれません。紫雲泉の露天風呂の方がちょっとワイルドな感じですね。

また湯上りには「りっかりっか湯」にあるお食事処「ゆんたく」で、ランチやお茶にすることもできます。

COMMUNITY＆SPA 那覇セントラルホテルの入浴付きプランなら何度でも利用可

「りっかりっか湯」は1回の入浴料を払って日帰り温泉・銭湯としても使えますが、COMMUNITY＆SPA 那覇セントラルホテルの併設施設なので、ホテルに「りっかりっか湯」入浴付きプランで宿泊すれば滞在中何度でも入れます。

国際通りという観光名所に近く、比較的リーズナブルに泊まれるホテルなので、宿泊してゆっくり温泉に入るのもオススメです。

またもう一つ、「りっかりっか湯」の良い所は、観光地であるだけでなく、地元の人の憩いの場でもあることです。観光ガイドに出てくる名所めぐりだけでは触れ合えないような、地元の人たちとコミュニケーションしたり、日常を垣間見ることができるかもしれません。