【橋本市(高野山エリア)】木と太陽に包まれて、子どもも親もリフレッシュ。親にも寄り添う絵本の杜
私自身は未婚なのですが、和歌山県で初めての「森のようちえん」という体験プログラムを主宰したりと子育て支援の活動も行ってきたので、子どものための「場づくり」には興味があり、橋本市の「たまご絵本館」さんに今回お邪魔させていただきました。
施設情報
2022年4月にオープン。
橋本市は養鶏が盛んということで、橋本市のことを知ってもらいたくてタマゴの形をした建物になっています。
そして建物の形のみならず、絵本もタマゴに関わるものがたくさん!
全体で2000冊ある中で、タマゴ関係の本は300冊も。
また、絵本館なので当然タマゴの発信だけではなく、子育ての応援をされたくて立ち上げられています。
民間企業で食品卸業をされている「(株)オカザキ紀芳庵」さんが、元々賞味期限の表示の問題でもったいない商品を学童や子ども食堂と連携して提供する中で、様々な方とご縁ができ、「橋本市内で子どもたちが遊べる場所が出来たらいいのに」という声が上がって、この事業に取り組むことにされたそう。
やり始めてみると、橋本市内だけではなく広域から来訪があったり、子ども対象のイベント以外にも大人向けの読み聞かせイベントをやったりと、活動がどんどん広がってきています。
びっくりしたのは訪問時に父子での利用者さんが居り、お母さんばかりかと思ったら、平日は子どもを連れてこられるお父さんも多いそうです。
実際の利用者さんの声
・平日に子どもと過ごす場所が増えて嬉しい
・自分の住んでいる場所のママ友たちが居なくて、気を使わなくても良いのでこんな場があって有り難い
・知り合いもいないし、そばに入浴施設もあって、リフレッシュにちょうど良い。ゆったりしたい時に来ます
・図書館は声を出せないけれど、ここは子どもが声を出せるので良い
・ここは景色が良い! 太陽が差し込んで良い!
・無料で良い
などの声を頂きました。
また、運営側の方からは、
・子どもも親もゆっくりしていって欲しい
・子育てで不安に思うことあったら気軽にスタッフに相談して欲しい
・スロープもあり、車椅子の方も駐車場から来やすいので来ていただければ
・小学生向けコーナ、大人向けコーナーもあります
・蓋付きドリンクなら館内持ち込み大丈夫です
とのこと。
まだオープンから2年目ですが、お話を伺っていると、既に広域の様々な方を支えているようでした。
民間で、しかも無料でここまでの施設を建設~継続的に運営をするのは大変なことだと思います。しかも定期的にイベントもされているし。
私自身は紀の川沿いの図書館で毎月たくさん借りて年間300冊は本を読んでいる図書館好きですが、たまご絵本館は一般的な図書館には無い使い方・過ごし方が出来るので、お子さんの居られる方はぜひ一度覗いてみて下さい。
木で出来た気持ちの良い空間で、お子さんの新しい出会いがあるかも!
※なお、写真の陳列されている図書は取材当時のものです。ご了承下さい。
【追記】
館内の除菌機は、紀北工業高校の生徒さんが手作りされた機械です。
その製作した「ものづくり部」を取材した記事はコチラ↓
【橋本市(高野山エリア)】地域と一緒にものづくり。紀北工業高校の「ものづくり研究部」
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「たまご絵本館」
住所:和歌山県橋本市高野口町大野1807-17
営業時間:水・木・金 10:00-16:00
土日 10:00-17:00
休館日:月・火
※詳しくは休館日カレンダーをご覧ください。
入館料:無料
(ただし、小学生以下は保護者の同伴が必要です。)
TEL:0736-25-7255