アストロズのポストシーズン13試合連続ホームランは、ア・リーグ新記録だが、球団記録ではない
ヒューストン・アストロズが、ポストシーズン連続試合ホームランのア・リーグ新記録を作った。
昨年のポストシーズンで、アストロズはリーグ・チャンピオンシップ・シリーズの第6戦からワールドシリーズの第7戦まで、9試合続けてホームランを記録した。そして、今年のディビジョン・シリーズ3試合を終えたところで、1983~97年(1983年と1996~97年)にボルティモア・オリオールズが作った12試合連続に並んだ。リーグ・チャンピオンシップ・シリーズの第1戦は、8回を終えるまでホームランがなかったものの、9回表にジョシュ・レディックが打ち(写真)、ユリ・グリエルも続いた。
ただ、これは球団最長ではない。アストロズは2001~04年(2001年と2004年)に、ポストシーズンで13試合続けてホームランを記録している。2012年まで、アストロズはナ・リーグのチームだった。
ポストシーズン13試合連続ホームランは、メジャーリーグ最長でもある。次の第2戦もホームランが出れば、アストロズはそれに並ぶ。
また、アストロズがリーグ・チャンピオンシップ・シリーズであと3勝を挙げ、ナ・リーグではミルウォーキー・ブルワーズがリーグ優勝すれば、リーグ移籍を経験した両チームによるワールドシリーズが実現する。ブルワーズは1997年まで、ア・リーグに属していた。
1998年から2012年にかけては、アストロズとブルワーズのどちらも、ナ・リーグ中地区にいた。ちなみに、この15シーズンの対戦成績は、アストロズの124勝109敗だ。2006年まではアストロズが9シーズン続けて勝ち越し、その後の6シーズン中5シーズンはブルワーズが勝ち越した。