【ガーデニング】花の夏越しどうする?私が実際にやっている夏越しのコツを紹介します!
こんにちは、園芸愛好家のグロ子です。
小さな頃から花が大好き!
園芸歴の長い私だからこそ、日本の気候の変化は身に染みて実感しています。
6月くらいから高温となる時間帯が、毎年少しずつ長くなっている。
このことで初夏に素敵な花を植えても、夏越しできないことが増えてきました。
真夏は売っている花苗も限られます。
この時期に花を枯らすと花のない夏になりかねません。
私が実際にやっている、花の夏越しのコツを紹介します!
暑さに強い花苗を買う
新しく品種改良された花苗、ラベルに「夏に強い」ことが強調されている花苗を植える。
大前提はこれです。
種苗会社も夏の高温化に手をこまねいているわけではありません。
暑さに強い品種を毎年発売してくれています。
こっちは素人、ありがたくその花を使っていきましょう。
里山で育つ山野草系の花は、今の日本ではよほどのベテランでない限り、設備なしで夏越しさせるのは不可能です。
秋まで長く元気な花を咲かせたいなら、まずは現代の気候に合った、花そのものが高温に強い品種を買いましょう。
上の写真は私が今年育てている多年草園芸品種の花です。
暑さに強い花を選んで植えています。
葉が大きい地這性の花は避ける
葉の面積が大きい地這性の花は避けましょう。
これは私の経験から言っています。
暑さに強い品種であっても、一枚一枚の葉が大きい花苗はすぐに水切れしてしまいます。
葉の面積が大きいことから、日差しに負けて葉焼けしやすく、葉の一部が茶色く変色することもよくあります。
花が咲いても見栄えが悪く、全体的にパッとしない印象になってしまうのです。
そして困るのが地這性です。
立性ですっくと上に伸びる場合はいいのですが、地這性で葉が大きいと、株元が蒸れてどうしてもカビが出ます。
カビが出ると病気の原因になり、他の花に感染ります。
もちろんちゃんとメンテナンスできるなら問題はないのですが、仕事や家事の合間のガーデニングではそうはいかないものです。
ちゃんとケアする余裕がなさそうなら、夏に強い品種であっても、葉の面積が大きく、株元が密になりそうな花は避けましょう。
株元にバークチップを敷く
夏の高温に強い品種であっても、株元が蒸れてしまうと花は萎れてしまいます。
株元にバークチップを敷いて、空気が通る空間をつくりましょう。
上に書いたような地這性の花を育てたいなら、必ずバークチップで葉が蒸れないようにしてください。
バークチップを敷きっぱなしにしていると、ナメクジやダンゴムシの巣になります。
時々はひっくり返して虫がいないかチェックしてください。
バークチップは良質なものを買いましょう。
数年たっても形がしっかりしています。
花と鉢に日中の陰を作る
暑さに強いなら明るい日陰に置けばいいのですが、そんな好都合に明るい日陰はありません。
かといって花が傷むのを恐れるあまり、切り戻しした花を日に当てずにいると、分岐せず花芽が上がらないこともあります。
とりあえず日光がきつく当たる時間は、ダンボールなどで花に陰を作ってやりましょう。
2~3時間陰になるだけでも、大きな効果があります
ポイントは地上部の花だけでなく、鉢も陰に入るようにすること。
陰を作ろうと四方を囲い、風の通り道を塞いでしまわないように注意してください。
もともと高温に強い品種なら、これだけで元気なまま夏越ししてくれます。
水やりは夕方から、そしてひと工夫
夕方に水やりするのは夏の水やりのお約束です。
朝に水やりすると、昼の高温で地熱が上がって根っこが蒸れ、徐々に花が弱っていくからです。
夏の水やりは、その後に気温が下がらないと根腐れの原因となります。
真夏のマンションのベランダは夕方以降も気温が高い。
家族が帰宅してエアコンの室外機もフル稼働となり、それほど気温は下がりません。
水やりと同時に以下のことに気をつけてください。
- 鉢と鉢の周りにも軽く打ち水をし、コンクリートの熱を飛ばす
- エアコン室外機の熱風が当たらないか確認する
- まだ西日があたるようなら、陰を作る
土に水をかけるだけではなく、鉢とベランダ全体の熱を下げることを心がけてください。
夏越しで「秋に映える花」を!
最近は一株でも大きく広がる多年草の花がたくさん市場にでています。
春から秋まで花期が続く、ちょっとお高めのサントリーやPWの花苗、ホームセンターでよく見かけますよね。
この手の花が本来の実力を発揮し、大きく見事に咲くのは実は2年目からです。
1年目でももちろん綺麗に咲きますが、根が張り茎が増えた2年目にはかないません。
花を夏越しするコツをつかめば、ガーデニングの腕がグッとあがります。
買って植えるを繰り返していたのではわからない、本来の花の実力を引き出してやることが可能になります。
写真は私専用のカフェコーナー。
自分で育てた花に囲まれてお茶を飲んでいると、ガーデニングの疲れも忘れてしまいます。
ちょっとした工夫の積み重ねですが、気をつけてぜひ夏越しを成功させてください。
そして来年も、鉢から溢れるような花を咲かせましょう。
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