懐紙って、知ってますか?さりげなく上品に。その使い方から語源までを文房具のプロが教えます
こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
「まちかど紙博in美濃」(2023年7月8日9日で開催)に遊びに行ってから、僕はすっかり紙の人です。この心模様はなかなか元には戻りませんよ。気が済むまで、たっぷりと紙の世界で遊び尽くします。しかし、本当に美しい世界で良かったです。また行きたいです。
さてさて、そんな僕が今日紹介するのは、こちら。懐紙(かいし)であります。今時、こんな古風なものを持っている人、少ないんじゃないでしょうか。メモ帳は持っていても、懐紙を持っている人に、僕は早々出会ったことがありません。
この懐紙、持っていると便利なんです。今日は、その使い方とか、語源とかについて書いてみます。絶対に参考になると思いますので、お楽しみに。懐紙は、お茶をやる人だけの道具ではありません。この機会に、是非是非です。
いきつけの文房具屋:ペンズアレイタケウチさんで買ってきました。季節感のあるイラストが入っていて良い感じに仕上がっています。
僕が購入したのは古川紙工株式会社さんの「懐紙 花菖蒲(はなしょうぶ)」
二十四節気を感じながら使いたい、柔らかな色合いのイラストが素敵です。
一枚取り出してみました。実にしなやか、そして上品です。
このような状態で2つ折りになってます。
使い方は簡単。お菓子をのせて、折って箸袋に、コースター代わりに、メモや便箋に、そんな風にマルチに使うことが出来ます。懐紙は、基本的に二つ折りにした小ぶりの和紙を指します。語源はもちろん、懐中(着物の懐に入れて持ち運ぶ)していたので「懐紙」です。
僕は以前、親戚の集まりで食べ終わった焼き魚の上にさりげなく懐紙を置いていた女性を目撃しました。とっても風情があって良いなぁと思いましたし、自分の食べ散らかしたモノを人に見られなくて済むこともワンランク上のマナーとして良いでしょうね。
実にオシャレです。当面、持っていて機会を伺って使ってみます。
最後まで読んでいただき、ありがとうごいざいます。読者の方々に感謝です。
では!
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