台風21号、月曜日に首都圏直撃の恐れ
首都圏直撃コースも
台風21号は大型で強い台風に発達しながらフィリピンの東を北上しています。
最新の予報円によると、台風21号はさらに発達し、非常に強い勢力で、土曜日~日曜日にかけて大東島地方を中心とした沖縄や奄美地方に近付く見込みです。
台風の中心付近が通ると予想される大東島地方では、最大瞬間風速が60メートル以上に達する恐れもあると思われ、暴風には特に厳重な警戒が必要です。
さらに予報円の真ん中を予想通りのタイミングで進むと、月曜日の朝には西日本の南海上に達し、その後、月曜日の夕方から夜にかけて東海から関東に接近し、上陸する恐れもあります。
予想通りだと、まさに首都圏を直撃するようなコースで、月曜日の帰宅時間は首都圏の交通機関が大きく乱れていてもおかしくない状況です。
ただ接近するタイミングや地域までは絞れてなく、西側を通れば四国や近畿、東側を通れば伊豆諸島を通過する可能性もあるでしょう。
また接近が早まれば月曜日の日中に首都圏で大荒れとなる恐れもあります。
今後も最新の台風情報に十分ご注意下さい。
台風接近前から大雨に警戒を
22日(日)午前9時の雨雲の予想をみると、台風本体の雨雲は沖縄本島の東にありますが、これとは別に非常に活発な雨雲のかたまりが西日本~東日本に予想されています。
これが秋雨前線に伴う雨雲で、衆議院選挙投開票日の日曜日には広く雨脚が強まり、大雨が始まる恐れがあります。
10月後半の台風は熱帯の空気と北からの冷気が激しく衝突するため、記録的な大雨となる場合があります。
また場所によっては秋雨前線の大雨から台風本体の大雨へつながってしまうため、思いもよらないような大雨に見舞われることもあります。
4年前、伊豆諸島の大島で未曾有の大雨となったのもこの時期の台風と秋雨前線が原因でした。
このように大雨はもちろんのこと、暴風や高潮、高波などにも厳重な警戒が必要となりそうです。