「ゆで卵を作りすぎた」←「冷蔵庫で何日もつ?」料理人の回答に…『もっと早く知りたかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「ゆで卵」は好きですか?
少し話が変わるのですが、シンプルな料理ほど難しいと私は思います。作る工程が少なければ少ないほど、その1つ1つの工程に対する技術や知識の深さが求められます。そして、今回話す「ゆで卵」もその代表的な例だと思います。ゆで卵は「茹で時間」が少し変わるだけで、出来上がりの状態が大きく変わります。「半熟卵」を作ろうと思っていたのに、気が付いたら「固ゆで卵」になってしまった…なんてこともあるかもしれません。
そんな奥が深いゆで卵ですが…皆さんはこんな疑問を抱いたことはないですか?
ゆで卵を作りすぎたとき、冷蔵庫で何日もつのか?
いわゆる、「作り置き」問題です。
今回の内容を私の「Instagram」で発信し、感想のアンケートを取ったところ…なんと95%の方が『もっと早く知りたかった』との回答を頂きました!
卵が大好きな方は、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- ゆで卵の状態によって日持ちが変わる
- 固ゆで卵(殻付き・殻なし)の場合
- 半熟卵(殻付き・殻なし)の場合
- まとめ
ゆで卵の状態によって日持ちが変わる
実は、ゆで卵は「状態」よって日持ちが変わります。状態とは何か?
それは…「茹で具合」と「殻の有無」です。
では、状態別に詳しく見ていきましょう!
固ゆで卵(殻付き・殻なし)の場合
まずは、「固ゆで卵」です。
・固ゆで卵(殻付き):3〜4日程度
・固ゆで卵(殻なし):24時間以内(当日)
見てもらうと分かると思いますが、「殻の有無」は日持ちに大きな影響を与えます。
なお、以下の情報は【日本卵業協会 タマゴQ&A】に記載されていましたので、私の解説を交えてご紹介します。
これを読んで『5度で2~3ヶ月も持つって書いてあるのに、なんで後半で3~4日って言ってるの?』と疑問に思うかもしれません。
実は、これは保存環境や条件の違いによるものです。5度で2~3ヶ月持つのは、業務用冷蔵庫のように常に低温が安定している場合です。一方、家庭用冷蔵庫は開け閉めで温度が変動しやすく、特にドアポケットは変動が大きいため、保存期間が短くなるのです。
半熟卵(殻付き・殻なし)の場合
次に、「半熟卵」について見ていきましょう!
・半熟卵(殻付き):1〜2日程度
・半熟卵(殻なし):24時間以内(当日)
見ていただくとわかるように、「半熟卵」も「固ゆで卵」と同様に、茹で具合と殻の有無が日持ちに大きく影響を与えます。半熟卵は固ゆで卵に比べて水分が多く、内部が柔らかいため、保存期間が短くなります!
まとめ
- ゆで卵の状態によって日持ちが変わる
- 固ゆで卵(殻付き):3〜4日程度
- 固ゆで卵(殻なし):24時間以内(当日)
- 半熟卵(殻付き):1〜2日程度
- 半熟卵(殻なし):24時間以内(当日)
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