【川越市】米飴で作る「ひやしあめ」ってどんな味? 箸でからめる楽しい「からみ飴」も!
皆さんは「ひやしあめ」という飲み物を飲んだことはありますか?関西では、夏の定番のドリンクなんだとか。
関東ではあまり馴染みのない「ひやしあめ」を川越の飴屋「宇田川や」で見つけ、どんな味なのか試しに飲んでみました!
歴史ある「宇田川や」
川越養寿院の門前通りにある『宇田川や』は、米で作った水飴のからみ飴をはじめ、「おこし」や「いなり寿司」、「かき氷」や「ドリンク」などを販売しています。
この『宇田川や』を経営しているのは、江戸時代末期に川越で水飴の製造・販売を始めた、歴史ある問屋。
「ひやしあめ」とは?
麦芽もち米飴(もち米から作った水飴)から作った飲み物で、昔の人は暑気払いの滋養飲料として飲んでいたそうです。
名前は聞いたことがありますが、どんな味なのか試しに飲んでみることに。「宇田川や」では、生姜とレモンの2種類の味が楽しめます。
一般的に「ひやしあめ」は生姜味がメジャーのようですが、今回はオリジナルのレモン味を注文。
初めて飲んだわりには、どこか懐かしい味。米飴の香ばしく甘い味わいに爽やかなレモン風味が感じられます。
素朴な味わいで、甘くヒンヤリして美味しい!
からみ飴
「ひやしあめ」を注文する時に見えた、箸でからめて食べる水飴も気になります。せっかくだから「からみ飴」を食べてみることに。
からみ飴は、「水飴・米飴・もち米飴」の3種類あります。
米飴ともち米飴は、原料は米から作られており、色は琥珀色。「ひやしあめ」は、この米飴を溶かして生姜やレモンをブレンドして、作っています。
透明な水飴は、穀物のでんぷんでつくられているそう。
それぞれ食べ比べてみるのも面白そうですね。今回は、1本160円の「米飴」を注文。スタッフが、手際よく米飴を箸にからめ取ってくれます。
昔の人々が楽しみに食べたであろう、飴をからめる光景にワクワクしてきました。褐色でキラキラと光っています。水飴としては、かなりの量でボリュームあり!
「からみ飴」を食べる時には、専用のベンチに座っていただきます。
米飴を箸でネリネリすると、何だか楽しいです。しかし、暑い日には飴がすぐ柔らかくなり、とろけてくるので練りすぎにはご注意下さい。
味は、べっこう飴のような味わい。
砂糖は一切使っておらず、うるち米のでんぷんが、大麦の酵素により分解され、甘い糖分を作り出す伝統的な製法。
甘いですが、驚くことに砂糖よりカロリーが低いんだとか。料理の調味料としても使えるそうですよ。
そういえば子供の頃、喉が痛い時に水飴に大根を入れて飲んだ「水飴大根」を思い出しました。今度、喉が痛い時に、久しぶりこの水飴で、試してみようかと思います。
まとめ
『宇田川や』では、伝統的な製法にこだわった米飴で作る「ひやしあめ」や「からみ飴」が、楽しめます。
「ひやしあめ」はどこか懐かしくホットする味わい。「からみ飴」は、箸でネリネリしながら味わうのが、とても楽しい昔ながらのスイーツ!
箸が2本ついているので2人で分けたり、違う味を1本ずつ交換したりして食べ比べてみるのも、おすすめです。
川越菓子屋横丁の近くを訪れた際にはぜひ、「ひやしあめ」やノスタルジックな「からみ飴」を試してみては、いかがでしょうか?
◆店舗情報◆
宇田川や
住所:埼玉県川越市元町2-10-39
電話:049-298-7460
営業時間:10:30~17:00
定休日:月曜日
アクセス:西武新宿線「本川越駅」より徒歩15分ほど
菓子屋横丁近く、養寿院の門前通りにお店があり。