昨年初めて訪れてからその魅力に気が付き、家族でリピートしているのが大宮公園の中にある「埼玉県立歴史と民俗の博物館」です。

こちらは「埼玉の歴史と民俗に関する資料を収集・保管し、総合的に調査研究する」という博物館。2023年にリニューアルを終えたばかりの、大変にフレッシュな状態です。館内がとてもきれいなこともありますが、なによりその美しい館内が、撮影禁止マークがあるもの以外は全ての展示物が撮影OK！という、大変に太っ腹な設定となっています。

現在の目玉は、国内外で絶大な人気を誇る国宝の刀剣。まさかこんな近所で国宝刀剣が見学できるなんて…と率直に驚きました（1/30(火)～3/3(日)の展示）。

まずはこちら、同館所蔵（！）の国宝「短刀 銘 備州長船住景光（びしゅうおさふねじゅうかげみつ）」です。くどいようですが、取材機会では無く、普通に有料入館して撮影してきました。

熱心に撮影される刀剣ファンの方が何人もいて、刀剣熱の高まりを感じましたね。先日の東京国立博物館もすごい人でしたもんね。でもこうやって自由に撮影できるのは、埼玉の良いところです。

こちら、拵（こしらえ＝刀を納める鞘や柄などの総称）も素晴らしく、セットでの展示は短刀ながら圧倒的な空気感を漂わせていました。これが国宝…！

つづいて国宝「太刀 銘 景光・景政」です。こちらも同館所蔵。国宝の刀剣、2つも所蔵されていたんだ…という発見とともに驚きです。

こちらは一直線の刃紋がエグい。ひんやりとした空気をまとっている気がしてしまいます。

実は他にも刀剣の展示があります。こちらは常設のようですが、ぜひ探してみてください。

歴史と民俗と銘打つだけ合って、歴史的な所蔵物がたくさんあるのも楽しいところ。僕は埴輪が好きなので、たくさん展示してあってグッと来ました。もちろん大部分は撮影可能です。

国宝の刀剣という目玉があるタイミングで、こういった身近な博物館を体験してみると、様々な発見があるものです。大宮公園の中ということでアクセスも良好。ぜひ1度は訪れてみてほしい、イチオシの文化施設ですよ。

ちなみにタイミングによっては様々な体験型アクティビティーも実施されています。我が家は勾玉作りや、火起こし体験（期間限定・博物館の情報をチェック）に参加したことがありましたが、こちらもとても楽しかったですね。ファミリーにオススメです。