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iPhoneに拳銃型ケースをつけていた男が空港で取り押さえられる。起訴の可能性も

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
参考として公開された拳銃型ケース。これを見て本物か偽物か考えている暇はないだろう

イギリスのロンドン・スタンステッド空港で、iPhoneに拳銃型ケースを付けていた男がエセックス警察に取り押さえられる事件が起きたとBBCが報じています。

Man at Stansted Airport had gun-shaped phone case - BBC News

エセックス警察は男について「公共の秩序を乱す罪」または「銃の模造品を公共の場に持ち込んだ罪」に問われる可能性があるとコメント。

エセックス警察がTwitterで公開した参考写真
エセックス警察がTwitterで公開した参考写真

あわせて公式Twitterアカウントにて逮捕した状況が分かる参考写真も公開しています。

たしかに、この写真を見るかぎりでは「銃を持っている」ように見えます。

エセックス警察は市民に対して「(警察が)一瞬の判断を求められる状況はあなたが作る」と、その危険性を警告しています。

問題となった拳銃型ケース。エセックス警察より
問題となった拳銃型ケース。エセックス警察より

海外では拳銃型ケースが問題になる事件も多く、ニュースブログ『macrumors』によると2015年6月にニューヨーク市警がその危険性を警告して以来、アメリカではオンラインショップなどでの販売が取りやめられたとのことです。

Man Could Face Charges for Carrying iPhone Gun Case in London Airport - Mac Rumors

海外旅行に行く人は注意を

気をつけなければいけないのは、日本では当たり前のようにこの「拳銃型ケース」が販売されていることです。

Amazonで「拳銃型ケース」と検索した結果
Amazonで「拳銃型ケース」と検索した結果

日本では銃規制の厳しさから拳銃型ケースを見ても本物だと思うことはほぼありませんが、海外では異なります。とくにテロが多くなっている昨今は、日本でも空港で取り押さえられる可能性も考えられます。

海外旅行に行く方、空港に行く方は自分の身を危ない目に合わせないよう気をつけてください。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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