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【ホークス育成新人名鑑・Q&A】12位飛田悠成“投手歴1年未満”でドラフト!横浜国大志望から人生一転

田尻耕太郎スポーツライター
新入団発表で抱負を語る飛田悠成投手(筆者撮影)

 飛田悠成投手。背番号169。横浜市立子安小学校(寺尾ジャイアンツ)~横浜市立浦島丘中学校(江東ライオンズ)~横浜市立金沢高校。神奈川県出身。右投左打。184cm、83kg。

 腕が長くしなりがあり、将来性を感じる選手。1~2年で体を作れば、大きく成長する可能性を秘めている。

 性格は前向き、好奇心旺盛。高校の著名な出身者はEXILEのHIROさん、エイベックス(株)の松浦勝人さん、漫画家の漫☆画太郎さん。特技はちょっとした手品。好きな食べ物は焼肉、寿司、和菓子。嫌いな食べ物は無し。

【一問一答】

――意気込みは?

「自分は周りと比べて大きな実績がないし、それと投手経験も浅い。今すぐではなく時間をかけて、結果を出せるように徐々にしていきたいです」

――ピッチャーでやっていきたい?

「はい」

――いつから投手を?

「初めて練習試合で投げたのは高校2年生の冬、11月下旬です。大会は3年の春からです」

――小中学校含めても本格的な投手はなかった?

「ないです」

――春って公式戦ですか?

「そうです」

――最後の夏は投げた?

「夏はスタメンショートで出て、6回と7回をピッチャーで投げましたが、コールド負けでした」

投手転向の経緯

―――ピッチャー転向のキッカケは?

「自分のキャッチボールを見て、監督から『ピッチャーやってみないか?』と声をかけていただいた。最初は戸惑いがあったが、少しやってみたいっていう気持ちがあったので『ぜひお願いします』と」

――最初キャッチボールの、どういったところに監督は素質を感じたとか聞きましたか?

「伸びや強さが、他の人と比べて違うと言われました」

――それを聞いてどう思った?

「最初はメチャクチャやる気があったわけじゃなかったんです。野手の方で勝負したいという気持ちが強かったんですけど、春や夏と経験をしていく中で、投手の方が勝負になるなと感じるようになりました」

――どういうところが?

「春の桐光学園との試合で初めて先発で投げて、打たれもしましたが真っすぐで押せていた部分が結構あったことで、自分の中でも手応えがあり、もっと頑張ろうと思いました」

――しばらくは体作りだと思うんですけど、支配下へのビジョンは?

「1年後、2年後ぐらい。実戦で結果を出して」

手品が得意

20名のルーキーたちと藤本博史監督(筆者撮影)
20名のルーキーたちと藤本博史監督(筆者撮影)

――もともと横浜国立大学を志望していたとか。

「プロで勝負したいと思ったのは10月頭ぐらい。それで志望届を出した。でも、結構悩みました。高校を選んだのも大学受験の事を考えてだったので。だから悩んだんですけど、小さい頃の夢だったプロ野球の舞台でプレーしたいなって思ったのと、上の舞台で活躍することで、これまでの感謝などを返したいなと思って決断しました」

――模試などを受けて合格しそうな手応えは?

「今は全然ですね。夏が終わってから頑張ろうと思ってたんで」

――高校OBにはアーティスト系が多い。スポーツ系の高校ではない?

「そんなにないですね」

――プロ野球選手以外の夢もあった?

「具体的な職業は決まってないんですけど、機械系をやりたいなって。自動車が小さい頃から好きで自動車関係だったり、ロボット関係だったり」

――理系?

「数学とかできるわけじゃないんですけど、社会とかに比べたら好きだし、できるかなと」

――大学は工学部志望だった?

「理工学部ですね」

――趣味は?

「音楽を聞くこと。あとはYouTubeを見ることです。最近はK―POPを見たり聞いたり。そして、ラップバトルもよく見ます。自分で本格的にやることはないけど、韻を踏む練習くらいは、友達とふざけてやってます」

――手品が得意とか?

「ペン借りていいですか?(披露して、記者陣から驚きの声)中学生の時に家に帰って練習しました。ネット検索をして」

――指先が器用?

「すぐできます。3日あればできます。(コイン手品も披露。記者驚く)。これは5日あればできます」

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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