2年使って分かった!家事の救世主「乾太くん」のメリット・デメリットを洗濯研究家が解説
洗濯研究家の平島利恵です。洗濯の中で、干す作業は時間も労力もかかりますよね。
そんな家事を一つ減らせるのが、ガス乾燥機「乾太くん」です。ガスを使って乾かす乾太くんは非常にパワフルで、6kgの洗濯物を約60分で乾燥させることができる家事の救世主。
今回は使ってみて分かった、乾太くんのメリット・デメリットを解説します。
最大のデメリットは設置条件
1.設置できる住宅が限られている
乾太くんは、オール電化の住宅では使用できません。
また、設置場所にはガス栓も必要となるため、新築以外の場合は大掛かりな工事が必要となり、マンションなど集合住宅ではほとんどの場合、後付けができません。
2.初期費用・ランニングコストがかかる
設置できる場合、ガス栓の増設には4~8万円ほどかかります。設置には専用棚などの取り付けも必要です。
6kgの洗濯物の場合、乾燥1回あたりのガス代は約73円です。単純に30日で計算すると、毎月2190円のガス代がかかります。
3.素材によっては縮む・使えない
ウール・麻・綿・レーヨンなどは縮む恐れがあります。また、熱に弱いポリプロピレン繊維、溶着させたワッペンが付いている服、ストッキング、レースなどは傷む恐れがあります。
縮みやすいものは、あらかじめ縮むことを想定して買っておく方がよいかもしれません。
最大のメリットは家事の時短
1.洗濯物が60分で乾く
最大の魅力は、パワフルさとスピード乾燥。6kgの洗濯物を、60分ほどで乾かせます。(電気式と比べると約1/3に時短!)
2.早く乾くから低コスト
6kgの洗濯物を乾かすのにかかるコストは約83円(ガス代73円+電気代10円)。早く乾く分、電気代を抑えられます。
3.生乾き臭を予防
生乾き臭の原因となるモラクセラ菌は、65度以上で10分以上乾燥させると殺菌できます。
乾太くんは、80度以上の温風で乾かすため生乾き臭知らずです。
4.シワが伸びてアイロンいらず
大風量の温風で乾かすため、シワを予防でき、タオルなどはふわふわに仕上がります。ただし乾燥後に放置するとシワになるため、すぐに取り出しましょう。
ドラム式とどっちが便利なの?
ドラム式向き
洗濯から乾燥まで一気に終わらせ、洗濯を効率化したい方・手間をかけたくない方は、ドラム式を選ぶ方が便利でしょう。
乾太くん向き
乾太くんで乾燥させている間、次の洗濯物を洗えるので、まとめ洗い派の方や、洗濯物が多いご家庭におすすめです。
また、スポーツなどの汗・泥汚れが多いご家庭は、汚れ落ちの良い縦型洗濯機×乾太くんの組み合わせで洗濯するのも◎
もっと詳しく知りたい方は動画を
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