何が起こる? 格闘技〈RIZIN〉と音楽〈PKCZ(R)〉が究極のコラボ
大晦日の格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」といえば、12月29~31日の三日間に渡り、試合はもちろん格闘家によるトークショーや撮影会、プロレス提供試合にグルメフェスティバルなどなど、さまざまなイベントを詰め込んだ「格闘技EXPO」がすっかり定着した。
今年はここに、新たなビッグイベントが追加される。それが「PKCZ(R)×RIZIN PREMIUM LIVE SHOW」。29日と31日に行なわれる本戦の中日、12月30日にさいたまスーパーアリーナで、PKCZ(R)による音楽LIVEイベントの開催が発表されたのだ。
PKCZ(R)はEXILE HIROの呼びかけで集結したDJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAの4人によるスーパー音楽ユニット。「MIX」をキーワードに音楽の枠を越えた刺激的なエンターテインメントシーンを創出している。
格闘技と音楽は、過去を振り返っても非常に親和性が高い。
90年代後半にはミュージシャンやアーティストの支持を受け、総合格闘技団体「修斗」が若者のあいだで熱狂的なブームとなった。
格闘技と音楽をさらに結びつけたのが、2000年7月にスタートした魔裟斗の自主興行「Wolf Revolution(通称:ウルレボ)」だろう。
六本木のクラブ・スペースにリングを設置し、音楽やダンスを融合させた格闘技空間を演出。翌年8月には千葉・東京ベイNKホールでのロックイベント「Black List010」とウルレボがコラボし、THE HIGH LOWS、Thee Michelle Gun Elephant、GUITAR WOLFらビッグネームのライブのなかで魔裟斗がワンマッチを闘った。こうした新たな試みが格闘技になじみのない10代、20代を惹きつけ、魔裟斗を時代のカリスマに押し上げた。
ここ数年を見ても、2013年7月に東京・ディファ有明で行なわれたスラッシュメタルバンド「OUTRAGE(アウトレイジ)」のジャパンツアーに、スペシャル・コラボレート・ファイトとして総合格闘技団体「DEEP」が3試合を提供。今年9月には格闘技と音楽、さらにランニングともコラボしたイベント「「RUN&FIGHT&MOSH vol.1」が都内イベントスペースで開催され、プロフェッショナル修斗公式戦4試合が行われている。
熱狂的な空間でカタルシスを共有できるという共通項をもつ「格闘技」と「音楽」のライブ。その過去最大規模のコラボといえる「PKCZ(R)×RIZIN PREMIUM LIVE SHOW」で、どんなカルチャーが生まれ、人の流れがどう変わるか。注目して待ちたい。
〈PKCZ(R)×RIZIN PREMIUM LIVE SHOW〉
◆日時:2017年12月30日(土)
◆場所:さいたまスーパーアリーナ
※その他出演アーティスト、券売スケジュールなどは後日発表