【リアルレポ】能登半島地震で高台へ避難して実感!車に備蓄しておけばよかった防災グッズ
整理収納アドバイザーの田中ゆみこです。能登半島地震が発生した時、能登の起点の海側に住む筆者宅も激しい揺れを感じました。
津波警報が発令されてすぐ車で高台へ向かい、6時間ほど車中で過ごしたのですが、「あれがない」「これがあれば良かった」と感じることも多く、車にも防災グッズを備蓄しておく必要性を感じました。
今回は最低限、車に用意しておきたい防災グッズについてまとめました。
1.飲料水と非常食
慌てて避難したので、防災リュックと防寒着、貴重品など必要最低限のモノしか持っていませんでした。
喉が渇いたので防災リュックを確認しましたが、そもそも防災リュックに飲料水や非常食は入っていませんでした。
高台のコンビニに入りましたが、すでに避難してきた人で大混雑。駐車場にも入れず、飲料水と非常食を防災リュックに入れておけばよかった…と思うと同時に、車にも飲料水と非常食を備蓄しておけばよかった…と実感しています。
2.寒さや暑さを防ぐグッズ
今回は冬の寒い時期の地震だったので、防寒着を持ち出しました。ガソリンがいつまでもつかわからない状態だったので、しばらくエンジンを切っていましたが、防寒着だけでは足りず、家族分のブランケットがあったら良かったと感じています。
しばらく車内で過ごすことを考えると、小さめのクッションや寝袋を用意しておくのもおすすめです。
3.薬・衛生用品
震災当時、子どもが体調を崩し高熱を出していました。慌てて自宅を出てきたのでもちろん薬を持っておらず、薬を持ってこれば良かった…と後悔しましたが仕方ありません。
いつどこで何が起こるか分からない時代、衛生用品はもちろんのこと、普段から服用している薬なども予備に置いておくと安心につながります。
女性の方は生理用品を車に置いておくといざという時に焦らなくて済むので、必要な衛生用品や薬を備蓄しておくことは大事なことだと感じています。
4.携帯簡易トイレ
「車に用意しておけばよかった…」痛切に感じたモノが携帯簡易トイレです。高台へ避難している時、「お母さん、トイレ行きたい…」と子どもが言い出しましたがコンビニのトイレは大渋滞。
体調を崩して高熱を出していた子どもは並ぶのもつらかったようで「車に簡易トイレなかったっけ?」と聞かれて一瞬考えました。
幸いにも防災リュックに簡易用携帯トイレを入れていることを思い出したので、事なきを得ましたが、日頃から車には携帯簡易トイレを常備しておくのがおすすめです。
5.手回し充電器
ガソリンがいつまで持つか分からない中、できるだけ節約しようとエンジンを切っていました。その時、スマホの充電に役立ったのが防災リュックに入れていた「手回し充電器」と避難する時に持ち出した携帯バッテリーです。
ただ、それぞれ1台のスマホしか充電できないので4人家族の我が家では到底足りるはずもありません。
車にも防災グッズとして備蓄しておけば良かったと思ったモノです。
ラベリングと定期的な見直しをすること
緊急時は思考がパニックになることを今回の地震で感じました。慌てないためにも、防災グッズの中に何が入っているか分かりやすくラベリングをすること、そして防災用品が使えるか、消費期限が切れていないか定期的な見直しも必要です。
今回は自宅で災害に遭い、車で避難した時のことをお伝えしましたが、車に乗っている時に災害が起こりうる可能性もあります。その場合はもしかしたら笛や緊急脱出用ハンマーが必要になるかもしれません。
住んでいる地域でどのような災害が起こるのか、そして何がどれくらい必要なのかを考えて、いざという時に使用できるようお互いさま心掛けておきたいですね。