【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part191:納骨堂とは? 他
みなさん、こんにちは~!
いつもご覧くださって、ありがとうございます。
「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」は、お楽しみ頂けていますでしょうか?
韓国のドラマのなかには、日本人にはよくわからない謎や不思議なシーンがたくさん出てきますよね。
今日もそんな謎や不思議、そして、そのワケを解き明かしていきたいと思います!
今回は、お葬式とお墓に関する不思議です!
日本とはどんな違いがあるのでしょうか?!
それでは、さっそく見ていきましょう^^
「お葬式には泣く担当の人が必要?!」
国や宗教の違いによってお葬式の形式って違いますね。
国や宗教の違いはもちろんですが、同じ国や宗教だとしても、地域やその土地の風習などによって細かな違いがあったりしますよね。
同じ国内でも違いがあるくらいですから、韓国のお葬式にも日本人が見るとビックリするような違いがあるはず!ということで、今回は韓国ドラマのお葬式のシーンに注目してみました!
韓国ドラマのなかのお葬式のシーンを見ていると、声を上げて大泣きする人がよく出てくると思いませんか?
お葬式ですから、もちろん大切な誰かが亡くなった訳ですし、号泣する人がいてもおかしくはありませんよね。
しかし、韓国のお葬式では、この「声を上げて泣く」という行為がとても重要なんです!
韓国のお葬式で「泣く」という行為は、ただ単に悲しくて泣いているだけではなく、「哭」と呼ばれる重要な儀式のひとつでもあるんです。
この「哭」という儀式は、儒教の教えから来ているもので、死者への哀悼を捧げるためにおこなわれます。
地域や時代の変化によって違いはありますが、韓国のお葬式は基本的に「三日葬」と呼ばれる形で執り行うことが多いんですね。
喪主やその家族は、三日間葬儀場に寝泊まりしながら弔問に訪れてくれた人をもてなさなければなりません。
大切な人を亡くしたばかりにもかかわらず、悲しみに暮れる暇もなく葬儀の手配から準備、そして三日間にわたって弔問客をもてなすわけですから、遺族は精神的にも肉体的にも疲れてしまいますよね。
そんな遺族に代わって、哭の儀式を行ってくれるのが「울녀(ウルニョ)」と呼ばれる存在です。
この「울녀(ウルニョ)」というのは、「泣き女」、「泣き屋」という意味で、忙しく動き回る遺族の代わりに声を上げて泣いてくれる人のことなんです。
お葬式で悲しくて泣くというのは当たり前のことですが、まさか泣く専門の業者がいるとは思いもしませんよね?!これはちょっと驚きですよね~!
つづいてはこちら~
「韓国ドラマによく出てくる納骨堂とは?」
韓国ドラマを見ていると、亡くなった人に会いに行くシーンがよく出てきますね。
日本のドラマでも、お墓参りに行って、墓前に手を合わせながら話しかけるといったシーンが出てくることがあります。
ところが、韓国ドラマの場合は、墓前に手を合わせるシーンよりも納骨堂を訪れるシーンがよく出てくるんですね。
納骨堂は、ロッカーのように区切られている小さな四角いスペースにお骨を収める場所です。一つひとつのスペースがガラスで出来ているので、中が見えるようになっています。
その中にお骨や写真、故人が生前愛用していた品や家族の手紙などを収めることができます。
ここがお墓の代わりになっているんですね。
もともと韓国では、土葬が一般的におこなわれてきました。
土葬は、小さな山のように土を盛って死者を弔います。
そのため、スペースを多く使わなければならないんですね。
だんだんと土葬をするスペースが不足するという問題が出てきたため、次第に火葬が増えてきました。
そして、火葬の増加にともなって、お墓の形も盛り土型から納骨堂へ納める形式が多くなってきたんですね。
お墓参りをする際、土葬の場合は盛り土型のお墓の前で、ご先祖さまや故人に挨拶をします。
このときのお辞儀の仕方は「큰절(クンジョル)」という、韓国で一番丁寧なお辞儀をします。
ドラマのなかでも法事や結婚の挨拶のシーンで出てくることがありますよ。
膝をついて、ゆっくりと土下座するようにおでこを床に近づけるお辞儀の仕方です。
納骨堂の場合は、ガラスで出来たスペースの前で「큰절(クンジョル)」をおこなうことはできません。
ですが、別室に故人のために「큰절(クンジョル)」を捧げることができるスペースがちゃんと用意されています。
お墓の形や納骨の仕方は時代とともに変わってきていますよね。
それは日本も韓国も同じなんですね。
これから先、時代の変化と共にまた違った形式が増えてくるのかもしれませんね。
いかがでしたか?
今回は、韓国のお葬式とお墓に関する不思議を取り上げてみました!
今回も日本との違いや韓国独自の文化、考え方が見えてきましたね。
次回もこのような情報をたくさんお届けしたいと思います!
それでは、またお会いしましょう♪