「3年で閉店する幻の中華そばが名古屋に誕生したらしい！」と聞いて、先日足を運んでみました。お店の名前は「おダシと銀しゃり 中華そば二兎」さん。

名駅から徒歩約5分ほどの場所に位置しており、アクセス抜群です。少し路地裏に入ったところにあるので、隠れ家感がありますよ。

「おダシと銀しゃり 中華そば二兎」さんが提供するのは、お出汁にこだわった中華そばと、厳選したお米で炊いたツヤピカの銀しゃり。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」という熟語になぞらえて、「二兎を追う者は二兎とも得る」をテーマにしています。なんともユニークですね！

なぜ3年で閉店してしまうかというと、建物を取り壊す都合のためらしいです。

今回は「貝ダシ汐そば」をセレクト！透き通ったスープに、ピンク色のレアチャーシュー。ネギ、玉ねぎ、めんまと彩り豊かです。

まずスープを飲んでみると、口に入れた途端にアゴ煮干しの風味が強く感じられます。しかし、そこからまろやかな魚介の旨味が、スッと喉に染み込んでいくよう。

煮干し感で勝負しすぎることもなく、他の魚介ダシや塩と、絶妙に合わさったスープです。

そんなスープと一緒にいただくのは、全粒粉の細麺です。三重県産「あゆちのみのり」を100％使用した特製麺とのこと。

スープの旨味をまとった麺は、まず先程のアゴ煮干しが感じられ、途中から小麦の香りと優しい魚介が溶け合う味わい。優しいスープだからこそ、麺の香りや個性もしっかりと生きています。

味変用のレモンが据えられており、途中に何滴か絞ります。するとスープに鮮やかな酸味と、爽やかな香りが加わり、より上品な味わいに。

また卓上のにぼ酢も加えて、さらに煮干し感ある酸味を加えることもできます。よりスッキリと、最後まで飲み干したくなる滋味深い味わいを楽しめますよ。

ちなみに最初にも書きましたが、二兎さんの魅力は、お店の名前の通り、おダシと”銀しゃり"です。

ということでサイドメニューのご飯も忘れずに。もちろんセット注文も可能です。究極のTKGセットには黄身の色が濃い卵がついています。

こちらにもダシを効かせた醤油をたらしていただきます。甘いお米と濃厚な卵、そして加わるダシの効いた醤油。シンプルながら三位一体の至高の美味しさです。

ということで名駅周辺の隠れた名店をご紹介しました。上品でサラリといただけるラーメンは、男女問わず大人気なので、ぜひ訪れてみてください。