トラウトの開幕19試合で8本塁打と5盗塁は100年間に5人
4月18日、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、6回表に四球で出塁すると、二盗と三盗を決め、ミゲル・サノーの外野フライでホームインした。
エンジェルスは、この日が開幕19試合目(9勝10敗)だった。トラウトは、すべての試合に出場し、8本塁打と5盗塁。三塁打も2本打っている。
エンジェルスのシニア・コミュニケーションズ・マネージャー、マット・バーチによると、ここ100年に、チームのシーズン最初の19試合に8本塁打以上&5盗塁以上は、1974年のレジー・ジャクソン、1995年のモー・ボーン、1997年のラリー・ウォーカー、2020年のフェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)に続き、トラウトが5人目だという。
これまでの4人は、レジーが19試合を終えて9本塁打&7盗塁、シーズン全体は29本塁打&25盗塁、ボーンが10本塁打&6盗塁→39本塁打&11盗塁、ウォーカーが10本塁打&7盗塁→49本塁打&33盗塁、タティースJr.は8本塁打&5盗塁→17本塁打&11盗塁(短縮シーズン)だ。
4人とも、1シーズンに40本以上のホームランを打ったことがある。一方、30盗塁以上のシーズンは、4人合わせて1度きり。1997年に33盗塁のウォーカーだけだ。ボーンは、1995年の11盗塁が最も多く、他の11シーズンは、いずれも5盗塁に届いていない。
トラウトは、直近の4シーズン(2020~23年)こそ計6盗塁だが、30盗塁以上のシーズンは3度を数え、1度目の2012年は、両リーグ最多の49盗塁を記録した。シーズン40本塁打以上も3度。2015年が41本、2019年が45本、2022年は40本だ。
シーズンを通して健康を維持することができれば、初の本塁打王だけでなく、2012年の30本塁打&49盗塁に続く、12年ぶり2度目の30-30もありそうな気がする。
ここまでは、センターを守りながら、約1週間に1度、DHとして出場している。開幕からの出場は、センター5試合→DH1試合→センター5試合→DH1試合→センター4試合→DH1試合→センター2試合だ。
現時点の8本塁打は、ア・リーグ1位。ちなみに、トラウトに次ぐ7本塁打のタイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)は、4月18日に――16日まで遡って――7日間の故障者リストに入った。
5盗塁は、トップのジャレン・デュラン(レッドソックス)と2盗塁差の4位タイに位置している。