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【北海道帯広市】もう幼児連れラーメンをあきらめる必要なし!味も気配りも特A級のお店に感動

Islanderれんとライター(帯広市・芽室町)

特に醤油ラーメンが好きすぎる私。「中華そば」と冠する名のお店は漏れなく気になります。そんな私が注目する人気店がこちら、『中華そば マル藤商店』。

いつものように醤油を注文。麺は中細ストレートと縮れ麺が選べます。私は迷わずストレートを選択。

比内地鶏のスープに、麺には芽室産キタノカオリを使用。チャーシューが2種類乗っていて、白い方は鶏チャーシュー(これは比内鶏ではないとのこと)、もう一つは未確認ですが豚モモ又はロースと思われる食感がパサパサしたチャーシュー。私はこのパサパサチャーシューをこよなく愛していて、もはや主流となった脂身たっぷりバラチャーシューや昨今流行りのピンク色のしっとりチャーシューには見向きもしません。

化学調味料をなるべく不使用、としているスープは色は濃いですが味わいまろやかで、あっという間に飲み干してしまいました。

サイドメニューのあさりごはん。アサリだけおつまみに食べたいぐらい味が濃厚。

さて、ラーメン自体が好きなだけではなく、このお店に共感するもう一つのポイントは、「幼児連れのお客さんを大歓迎していること」なんです。

小上がりに掲示された説明に、その心意気が表れています。

読んでみて下さい。

泣かせますよね・・・・

これって幼児連れでラーメンを食べに行った人なら誰もが経験したのではないでしょうか?

夫婦交代で子どもの面倒を見ながら食べていると、どちらか一方、もしくは両方がのびたラーメンを食べることになったり、店内滞在も長くなるし子どもがグズったりテーブルを散らかしてお店に気を遣ったり・・・

ご自身の子育てから同じ経験を持つ店主さん。時間差で調理提供したり、遠慮なく散らかして、と言ってくれることで、幼児連れのお客からあらゆる遠慮とストレスを取り去ってくれます。そして何より親御さんはラーメンの味に集中できるわけです。

タイミング良く?いやこういう店だからでしょうか、私のすぐ後に幼児連れのご夫婦が来店。お店の人はいつものことと幼児椅子を小上がりに差し出すだけでなく、「お出しするタイミングは一緒でいいですか?」とちゃんと確認します。

心暖まる気遣いに背中で感動してしまいましたが、一時、この張り紙がメディアにより大きな反響を呼び、意外にも賛否両方の声があったそうです。

お店が寛容になるだけではなく、「躾がなってない」「子どもの泣き声はいやだ」という他のお客の目も変わらなければだめなんでしょうね。少なくとも私は他に幼児連れのお客がいたら暖かく見守ろうと思いました。なぜなら「マル藤のラーメンが食べたい」と思って来たなら、みんな家族じゃないですか!

【中華そば マル藤商店】
帯広市西17条北1丁目3−12
営業時間 11:00-14:00
日曜定休
駐車場 あり
Instagram:obihiro.marufujisyoten

ライター(帯広市・芽室町)

大阪から2005年に移住して以来、有名観光情報誌のネタ発掘担当や世界遺産観光地の中の人などのキャリアを通じ北海道観光の魅力を発信してきました。移住者ならではの視点からの北海道あるあるを楽しんで頂ければ幸いです。

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