100円でOK!梅雨に活躍したレイングッズを自宅で美しく洗う方法
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。
梅雨シーズンに活躍したレイングッズのお手入れはどうされてますか?
濡れた傘をそのまま閉じて収納してしまったり、レインブーツを手入れしないままシューズケースにいれてしまったりしていませんか?
最近はかわいいレイングッズもたくさん出回っています。
きっと、お気に入りのグッズもお持ちでしょう。
本日は、お気に入りを長く美しく使うためのお手入れ方法をご紹介します。
レインコートのお手入れ
【必要なもの】
・おしゃれ着用洗剤
・洗濯ネット
レインコートを洗う人は少ないかもしれませんが、雨って空気中の汚れやほこりを抱き込んで降ってくるので意外と汚れています。洗わないまま放置するとカビが生えてカビ臭くなったりするので、できれば定期的にお手入れしましょう。
洗濯絵表示が洗濯機可なら洗濯機で洗えます。
洗濯ネットに入れておしゃれ着用洗剤で洗います。
洗濯機の設定はおしゃれ着用のコース。
最大のポイントは脱水は洗濯機でしないこと
すすぎが終わったらタオルドライします。
レインコートは撥水加工がされていて、洗濯機の排水口を塞いでしまうと故障の原因になりますし、レインコートに施されている撥水加工はダメージにとても脆く、折ジワをつけるだけでも撥水効果が薄れる場合もあります。
脱水時の摩擦でも撥水加工にダメージを与えるので、タオルで水滴を拭くぐらいにしておきましょう。
干すときはハンガーにかけて陰干しします。
傘のお手入れ
【必要なもの】
・おしゃれ着用洗剤
・柔らかいスポンジ
・錆(さび)ジミにはアミノ酸シャンプー(またはクエン酸)
使った傘は雨で汚れています。できれば使った日にシャワーで雨汚れを洗い流してタオルで水分を摂ります。傘を開いたまま朝まで浴室に干しておくのが理想的。
洗剤を使って洗わなくてもキレイが続きます。
浴室が傘を開く場所がない場合は玄関やベランダでもいいです。
洗う場合は、おしゃれ着用中性洗剤を5倍ほどに薄め、柔らかいスポンジにとって優しく傘をこすり洗いします。(小さな子供の背中を洗うようなイメージで)
強く擦りすぎると撥水加工にダメージを与えるので注意します。
全体を軽く洗ったらシャワーやバケツで洗剤を洗い流します。
泡が切れたら骨部分はタオルで拭いて、傘は開いたまま陰干しします。
傘についた錆(さび)ジミはアミノ酸シャンプーで洗うのがよく落ちますが、お持ちでない場合はクエン酸(お酢でも可)と食器用洗剤を1:1で混ぜたものを水で薄めてブラシにとり洗います。
シャワーでよく洗ってから傘を開いて陰干しします。
レインブーツのお手入れ
【必要なもの】
・ボディソープ
・新聞紙
・シリコンオイル(100円ショップで購入可能)
最近は、かわいいラバー製のレインブーツがたくさん販売されるようになりました。
お値段もそこそこするので、お手入れして長く使いたいですよね。
レインブーツは防水性に優れている分、蒸れやすいのが難点です。
使い終わったら内部に除菌スプレーをして、いらなくなった雑誌や新聞を筒状に丸めてブーツに差し込んでおきます。湿気をとってくれて型崩れも防げます。
洗う場合は皮脂を落とすのに向いているボディーソープを使います。
ボディーソープを薄めてスポンジにとり、内部を中心に洗います。
ラバー製のレインブーツは紫外線に弱く、日向に干すと黄ばみや色あせの原因になります。
干す場合は必ず陰干ししください。
ラバーは丁寧に手入れしていても経年劣化により白く変色してしまう場合があります。その場合はシリコンオイルを塗れば買った時のような艶が甦ります。
シリコンオイルは100円ショップでも何種類か販売されています。満遍なくレインシューズに塗布します。スプンジ付きのものがムラができなくておすすめです。
レイングッズの仕上げは防水スプレー
撥水加工は永遠ではありませんので、買った時よりも撥水力が落ちたなと思ったら再び撥水加工する必要があります。
もっとも手軽な方法はレインコート全体にドライヤーの熱を与えること。
現在発売されているビニール製以外のレイングッズには、フッ素樹脂加工という撥水加工が施されています。摩擦によって擦れてフッ素樹脂の列が乱れることで隙間が生じてしまい、水滴が布に浸透してしまうのです。
フッ素樹脂の列が乱れることが撥水力低下の原因なのですが、フッ素樹脂加工が残っている状態なら、熱を加えることでフッ素樹脂が起き上がり、撥水力が戻ります。
ただ、これは比較的新しいレインコートにのみ有効で、フッ素樹脂がハゲてなくなってしまっている場合は洗濯の仕上げに市販の撥水撥水スプレーを使って撥水力を復活させます。
レイングッズから20cmほど離して満遍なくスプレーします。その場合はベランダなど必ず室外でスプレーしてください。
ちなみに防水スプレーにはシリコンタイプとフッ素タイプがあります。
【シリコンタイプの撥水スプレーの特徴】
◎ 価格が安く、撥水効果も長持ち
× 革素材には使えない、撥水しつつも体が発する水蒸気は逃すという透湿性のあるゴアテックス素材にも不向き
以前は高価だったフッ素タイプの撥水スプレーも最近は100円ショップのダイソーでも購入可能です。
【フッ素タイプ撥水スプレーの特徴】
◎ 撥水効果が非常に高く、ゴアテックスなどの透湿性を阻害しません。革製品にも使える
× 価格が高く、効果は短め
どちらを使っても大丈夫ですが、ゴアテックスなど湿気を逃すタイプのレインコートにはフッ素タイプを選んでください。
レイングッズのお手入れまとめ
レインコートを洗濯機で洗う時のポイントは脱水をしないこと。すすぎ終わったら軽く絞ってタオルで水滴を拭いて干します。
傘はスポンジで優しく洗い、開いた状態で陰干しします。傘の骨から錆(さび)が布地に移ってしまった場合は、アミノ酸シャンプー(もしくはクエン酸)を使って擦り洗いします
レインシューズは新聞紙やいらなくなった雑誌を丸めてシューズの中に入れて湿気を摂ります。ラバーが白く変色してしまった場合は100円ショップでも購入できるシリコンオイルを塗り込めば買った時のような艶が甦ります。
最後は撥水スプレーで撥水力をキープすると、長くキレイな状態で使用することができますよ。