【赤穂市】赤穂御崎・伊和都比売神社の限定ご朱印 8月は風鈴モチーフの清涼感あふれる一枚
赤穂御崎の絶景神社としておなじみ「伊和都比売(いわつひめ)神社」。地元・御崎の風景や神社のなかに咲く花などをモチーフにした月ごとの限定ご朱印が人気です。8月は風鈴を描いた清涼感あふれる一枚です。8月末まで頒布していますので、お詣りにいったらぜひいただいて来てください。
赤穂御崎にある古社
伊和都比売(いわつひめ)神社は、平安初期の国家の法制書である「延喜式」の神名帳にも記載されている古社です。ご祭神は、伊和都比売大神という女性の神様で、播磨国一宮の伊和大神の比売神(妻)とも言われていました。
赤穂御崎の突端にあることからもわかるように、航海安全や大漁を祈願して、古くから人々の信仰を集め、「御崎明神」といわれる赤穂民族の祖神様です。
そもそもは、大園と呼ぶ、前方海上の八丁岩の上に祀られていたのを、1683年に浅野家初代城主・浅野内匠頭長直が、社殿建立に着手し、3代藩主浅野内匠頭長矩の治世に完成、御遷座されました。
奉納された風鈴をモチーフにした一枚
そんな伊和都比売神社で、昨年の6月から毎月頒布している特別限定ご朱印が人気です。
御崎にゆかりのあるものや御崎の歴史、境内に咲く花などにフォーカスしたデザインで、毎回評判なんです。
8月の限定ご朱印がこちら。
風鈴をモチーフにしていてとっても涼しげでしょう。
毎回ご朱印は、書を権禰宜の木村聡さんが担当し、絵をお母様である木村希世さんが担当、デザインは2人で相談しながらと、親子の合作で仕上げています。
8月の風鈴のご朱印もしかり。
今回は京都・田丸印房の「盛夏」の印を押すことで、ご朱印全体がしまった印象になりました。
また、岩絵の具を使っているので、光の加減で立体感がでる仕上がりになっています。
「お世話になっている神社に恩返しがしたい」との思いで奉納
実はこの風鈴、境内の一角で、ガラス工房兼ショップ「御崎ガラス舎」を営む作家・オカモトヨシコさんから奉納されたもの。
拝殿の両側にブルーが6個、グリーンが4個、風に揺られて涼し気な音色を奏でています。
奉納したオカモトさんは、その思いを次のように話してくれました。
「伊和都比売神社さんの敷地内で営業させていただき10年目になります。ここまで続けて来れたのも偏に伊和都比売神社さんあっての物だと感じております。昨年春頃に、権禰宜さんから神社の新しい取り組みについて伺う機会があり、いろいろなアイデアの一つに、夏祭りの頃に風鈴をかけたいとの話がありました。うちの工房で、何かお役に立ちたいと常々考えていたので、今回風鈴を作らせていただけたのは、本当にうれしかったです」。
風鈴のサンプルを元に、デザインは神社の意向を聞いて作ったものだそう。
「緑の丸型のものは高めの音、ブルーの鐘の形のものは少し低音なんですよ。お参りしていただいた方に少しでも涼しい思いをしていただけたら」と木村さん。荒天の時以外は、飾られていますので、ご朱印をいただくだけでなく、風鈴の涼し気な音色も楽しんでみてはいかがでしょう。
伊和都比売神社
住所:兵庫県赤穂市御崎2
電話番号:0791-42-3547
参拝時間:境内自由(社務所は9:00~12:00、13:00~16:00)
※対応不可の日はInstagramのハイライトに掲載
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