自家製の農作物を使ったオリジナルスパイスカレーなどを提供する「Season's／あじと」。イベント出店だけでなく、今年１月１日というおめでたい日に実店舗をオープン。それ以来アップデートし続けています。メニューは少しずつ増え、11月からは土・日曜と祝日に加え、月・火曜の平日もオープンすることに。「いきなり野菜市」や「あじとdeナイト」などイベントも企画し、いろいろな発信をしています。

お客様からのリクエストで平日営業を

「Season's／あじと」があるのは、赤穂市尾崎。
主婦の店尾崎店とセブンイレブンが角にある交差点を坂越方面に向かい、次の交差点までの左手。その昔、木村コロッケ工房だったところで、旧主婦の店尾崎店の向かいです。尾崎小学校の通学路にあるので、最近は小学生の”あじと”になりつつあるそう。

自作の看板も、風合いが増してきてますよね。

今まで、イベント出店しない土日と祝日に実店舗をオープンしていましたが、１1月からは、平日の月・火曜もオープンすることに。
「イベントに来たお客さんから”平日ならお店に行けるのに”との声や、”平日は開いてないんですか”という問い合わせもあり、お客様のリクエストで、開けることになったんです」と話す店主の溝部隆宏さん。徐々に認知されつつありますよね。

3種のカレーとあいがけカレーもスタンバイ

今、店には3種類のカレーがあります。
①オープン時からある看板メニュー「特製スパイスカレー」…自家製ハラペーニョ、ナツメグ、オールスパイス、セージ、タイム、自家製塩麴などを調合して仕上げた大人向けのオリジナルチキンカレーです。
②自家製柚子胡椒のグリーンカレー…自家製のハラペーニョで作った柚子胡椒とグリーンカレースパイスをココナッツミルクで煮込んだ贅沢なチキンカレーです。
③豆乳薬膳カレー…自家製生姜、サフラワー、フェヌグリーグなど、ダイエット効果が高いとされるスパイスを中心に調合し、豆乳で仕上げたヘルシーでマイルドなチキンカレーで、こちらは女性に人気があるそうです。辛味も控えめで、あいがけカレーにチョイスされる方が多いとか。

今は、このラインナップですが、看板メニューの①は常にあるグランドメニューとし、②③は季節ごとに替えていく予定だとか。どんなカレーが登場するのか楽しみですね。

今回私がいただいたのは、「2種のあいがけカレー」です。
①「特製スパイスカレー」と②「自家製柚子胡椒のグリーンカレー」のあいがけ。サフランライスの堤防の向かって右が「特製スパイスカレー」で左が「グリーンカレー」です。

まずは、スパイスカレーをひとくち、ふたくち食べると、安定のおいしさです。
グリーンカレーもひとくち、ふたくち、辛いけどココナッツミルクの風味がよく利いていて本格的なお味です。堤防を崩し2種をブレンド。「うま～～～い！」ますます濃厚な味わいになり、うま味が増します。
「3種を必ず食べるお客さんもいますし、豆乳薬膳カレーが辛味控えめなので、スパイスカレー×薬膳カレーを選ぶ方が、一番多いかもしれません」。

副菜にも注目を。
取材日は、スライスオニオンを自家製ウコンと甘酢で和えた「アチャール」（左）と「大根のハイビスカス漬け」の2種。ハイビスカスの花びらもトッピングしています。どちらもさっぱりとしていて、カレーのお口直しにピッタリ。
副菜やサラダは、時期にあるものを使って作るので、こちらもお楽しみに。

自家製のスパイスだれで漬け込んで焼いた、もう一つの看板商品「ジャークチキン」も健在で、スパイスカレーにトッピングするというオプションで登場します。「あじとセット」（1,200円）

オリジナルの物販商品も少しずつ

こちら、自家製の三州生姜仕立ての「クラフトジンジャーシロップ」（150g・1,200円）です。炭酸で割って「ジンジャーエール」を作ったり、お湯で割ってジンジャードリンクにしたり、かき氷のシロップとしても使えます。

「ハラペーニョゆず胡椒」（70g・800円）です。自家製のハラペーニョと赤穂の塩などで作ったゆず胡椒です。ちょっとしたお土産にも気が利いてますよね。

いろいろなイベントも随時開催

不定期&思い付きで、いきなりイベント「あじとdeナイト」をすることもあるそう。
今までも、中島みゆきさんの曲をカバーをする「すず」さんのライブなど、開催してきました。
12月には、ウイスキーバーを予定しているそうなので、こちらにもぜひ！

「いきなり野菜市」も開催

地元の野菜を販売する「いきなり野菜市」も不定期でやっています。
自家菜園の野菜だけでなく、「まりや農園」や「史郎農園」たまに「なべしまファーム」など、地元産野菜のおいしさを実感してほしいという思いで、始めた市です。野菜のことなので、予定していても天候不順などで育たないことや全滅することもあるので、「いきなり」にしているそう。
生産者の話を聞きながら、野菜を買う楽しさもありますよね。
もちろん、お店は営業していますので、野菜を買って、カレーを食べて、お茶を飲んで、ゆっくり過ごすのもおすすめです。

「イベントは地域活性化の一環として外から赤穂へ人を呼び込むためのもの、店舗営業は地元や近隣の方へのサービスとして、両方を並行して続けたいですね」と溝部さん。

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