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【たつの市】初めてのステージにもおすすめ!心が和む「小さな楽器の小さなコンサート」@赤とんぼ荘

歌見フリーライター(赤穂市・たつの市等)、御朱印ガール、仏像女子

音楽にしろダンスにしろ、初めてのステージってドキドキするよね。たつの市の赤とんぼ荘の一角で、月に一度行われている「小さな楽器の小さなコンサート」は、アットホームな雰囲気の温かい音楽会です。初めてステージに立つメンバーは、「勇気のしるし」をもらえます。

かつては、誰もが気軽に利用できる国民宿舎として、多くの人に愛されてきた「赤とんぼ荘」ですが、現在は、宿泊・休憩業務は休止しており、飲食施設のみ営業しています。

そんな「赤とんぼ荘」の一角、4階ロビーで、毎月第4土曜に開催されている「小さな楽器のコンサート」は、心がほっこりするような温かい雰囲気を持つ、手作りのミニミニ音楽会です。

ほら!歌詞カードも手作りですよ。
『少年時代』や『しあわせ運べるように』を歌うのかな?

取材日の出演者の皆さんです。
お花が付いているのは、初出演の演者の方です。
毎回、8~9組の演者の方が登場します。

仕掛人はこの方、たつの市内で、自力整体サロン「ジョジョニ」を主宰する武内みちるさんです。

まずは、ウォーミングアップで、武内さんが「顔ヨガ」でみなさんの緊張をほぐします。

トップバッターは、ジョジョニさんによるオカリナ演奏です。
やさしいオカリナの音色が心に染みます。

続いて「ハーモニカやまびこ」のお二人です。2人で出るのは初出演とのことです。
まずは2人で『好きになった人』を披露し、次はソロで時代劇主題歌のメドレーです。水戸黄門から銭形平次、暴れん坊将軍と続き、拍手喝さいがあがります。

さらに「オカリナじぃーばぁーず」。今回は6人という大所帯です。こちらもこのユニットでは初の顔合わせということで、初出演ということ。『里の秋』、『月の砂漠』と秋にふさわしい二曲を披露してくれました。「ドキドキしていたけど、吹きだしたら楽しくなりました」「皆さんの応援で盛り上げてくれました」「歌声が聞こえてきてうれしかった」との感想もありました。いやいや、みなさん、初出演なのに結構落ち着いてらっしゃいましたよ。

ギターの入江正義さんは、太子町からの出演で、このコンサートは初だそう。アコースティックギターの弾き語りで、中島みゆきさんの『地上の星』などを熱唱。なかなかの腕前ですよ。

こちらのユニットは高砂から参加の「ちょうちんアンコウ」のお二人。
他のところでは「竜宮のつかい」というユニット名で演奏しているとのこと。ここでは深海魚つながりで「ちょうちんアンコウ」にしたそうです。一応、ちょうちんが川原さん、アンコウが山田さんだそうですよ。この日は『イムジン河』ほか、一曲を演奏してくれました。「人生でスポットライト浴びたことないから、楽しかったです」などと話し、笑いを誘います。ここで前半戦終了。

ここからは、複数回目の演者さんたちの登場です。
ウクレレを演奏するあかりさんです。
あかりさんは、ウクレレの弾き語りでKiroroのお二人の曲『ベストフレンズ』と『生きてこそ』を見事に歌い上げましたよ。
終わったら、会場から「あかりちゃ~~ん、よかったよ~」の声援が上がり、「緊張しました。何度歌っても緊張しかしない。緊張しないコツがあれば教えてほしいです。みんながやさしいから、歌える感じです」と感想を話してくれました。

ジジさんによるギター演奏です。ジジさんはハーモニカもご堪能。浜田省吾さん他で盛り上げてくれました。

ギターの谷ちゃんです。谷ちゃんは常連の演者さんみたいです。

谷ちゃんはオリジナルの曲『約束』で登場。
会場からの「オー!」の掛け声で、会場全体を盛り上げます。
参加者と一緒に楽しめるのもこのコンサートの醍醐味ですね。

トリを預かるのは、ギターの愚村さん。「谷ちゃんは盛り上げますが、私盛り下げますから」と自虐ネタで笑いを取り、『悪女』『糸』『時代』など中島みゆきをメドレー風に5曲歌い上げました。トークも楽しい愚村さんでした。

そして最後は、谷さん、ジジさん、ジョジョニさんの伴奏で、『しあわせ運べるように』を会場全体で歌いました。
イイコンサートだ。心がほっこりします。

司会のヨッちゃんこと伊佐見美子さんとの息もピッタリです。
「ヨッちゃんとは、たまたま講座の隣に座っただけの縁で私の自力整体教室に通ってくれナビゲーターになり お互い《ぴんぴんコロリ》と行こうと《ぴんころ姉妹》として楽しんだりしてます。私の妄想にいつもおもしろがって付き合ってくれる妹分です」と武内さん。

最初はジョジョニさんこと武内みちるさんが「このたつののシンボルである、赤とんぼ荘でオカリナを吹きたいな」と思ったのがきっかけだったそう。
それまで、唯一営業している飲食施設「メイプル」の一角で、演奏をしたこともあったそうですが、小さな舞台とスポットライトもある、今の会場として使っている4階ロビーに目を付けました。
コンサートとして使うなら無料でレンタルできるとたつの市からも許諾を得て、みちるさんが主宰する自力整体サロンの生徒さんのご主人だったり、SNSで声をかけたりして集まった方だったり、2023年12月23日に5組の演者さんでスタートしました。

ギター、オカリナ、ハーモニカ、ウクレレ、カリンバなど、小さな楽器なら何でもOKで、たつの市民じゃなくてもどなたでも参加OKだそう。
どの楽器もまんべんなく発表してほしいので、申し込んでもすぐ発表できるとは限らないそうです。
今でこそ、自力整体のサロンを運営し、周りの方の人生を楽しめるココロとカラダを手に入れるサポーターとして活躍しているみちるさんですが、10年以上前に大病を患ったことがありました。「病気をしたからこそ、誰かの力になりたいという気持ちが湧きました。大きな舞台じゃないけど温かい空気の中でできるみんなが主役のコンサートです。【私、まだまだいけるやん】と思ってほしいですね」とみちるさん。

ほらかわいいでしょ。
初の演奏の方には、みちるさん手作りの「勇気のしるし」をいただけますよ。勇気のしるしの双子の折り紙もヨッちゃんと武内さんをイメージしてます。
これもかわいくてうれしいね。
初舞台を踏みたいなと思っている皆さん、まずは、見に行ってみてはいかがでしょうか。

小さな楽器の小さなコンサート
とき=毎月第4土曜 13:00~
   10月は26日(土)、11月は23日(土)
ところ=赤とんぼ荘
参加費=無料

申し込み・問い合わせ=090‐3626‐4879(武内)


フリーライター(赤穂市・たつの市等)、御朱印ガール、仏像女子

フリーダムな仕事人で、居住地・赤穂から、兵庫県を中心とした関西一円を飛び回っています。旅行が好き、旅先でおいしいものを食べるのが楽しみな食いしん坊です。手がけた「乙女の御朱印めぐり旅」シリーズ(共著)で紹介しきれない神社仏閣の魅力、女子目線でのグルメやショップ情報、イベント情報なども、西播磨発(赤穂市・相生市・たつの市・宍粟市・赤穂郡・佐用郡)でお届けできたら幸せです。

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