何をしても批判される…ネットでの誹謗中傷を自分ごとに感じてしんどいときに思い出してほしいこと
子育て関連SNSをみるのが趣味です。
自分と同じように頑張っているママやパパの投稿をみると、一緒に子育てを頑張っていける!と前向きな気持ちになります。
ですが、時々頑張っている人に対して心ない誹謗中傷をしているコメントをみかけます。
誹謗中傷、とまではいかなくても、なんだか読んでいるこちらが不快になるような無知を装った批判やデリカシーのない発言もあります。
そういったものを見ていると、なんだか普段の自分の行動に対してもこんな風に思っている人がいるのかな?と怖くなります。
どう対処していけばよいでしょうか。
ご相談いただきありがとうございます。
自分と同じような立場の人が攻撃されていると、悲しい気持ちや不快な気持ちになりますよね。
今回は、2と6と2の法則とSNS上で攻撃的な発言をする人の特徴について解説していきます。
これらのことを知って誹謗中傷、批判的、否定的な書き込みをみると、少し見え方がかわってくることでしょう。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ほとんどの人は中立?2と6と2の法則とは
2と6と2の法則とは、あることがらに対する人々の意見や反応の分布を示すものです。
あることがらや提案に対して、人々の20%は積極的に支持し、60%は中立的または無関心で、残りの20%は積極的に反対するとされています。
つまり、どんなに素晴らしい人に対しても、素敵な行動に対しても、2割くらいは何をやっても積極的に否定する層が存在するのです。
そして、注目すべきは無関心・中立の6割です。
多くの人にとって、目の前で起こっていることは賛同するほどでも否定するほどでもないことなのです。
そう考えると、少し気持ちがラクになるのではないでしょうか。
SNS上で攻撃的な発言をする人の特徴
SNS上で攻撃的な発言や否定的なアクションをとる人には大きく2つの属性があります。
1:正義感(自分の中の)が強い人
自分の中の正義感や思いが強い人は、自分と違う考えを見たときにそれを指摘してしまいがちです。
ここでいう正義感というのは、世間一般で言われる正義感ではなく自分の中の正義感です。
そもそも立場や状況によって、人によって正義はかわってきます。
ひとつの正義にこだわっても、その正義が自分が思うように完全に実現することはありません。
日常生活の中で多くの人は、その中で折り合いをつけて生活をしています。
しかし、SNSでは自分と似通った意見が見えやすくなるという環境となっています。
人は共感されると「自分を認められた」と感じるため、承認欲求を満たすために批判や否定を繰りかえすという行動に出てしまうのです。
2:炎上に参加する人
炎上に参加する人にとっては、特に正義などは関係ありません。
自分にとって不快だ、気に入らないと思った人に対しては攻撃していいのだ
みんな攻撃しているんだから自分も攻撃していいのだ
こういった気持ちで攻撃に参加しています。
日常生活の中に不満があっても、なかなか声をあげることができない、でもSNS上であれば匿名だし、自分が言ったかどうかなんてわからない。
みんな攻撃しているのだから、自分も攻撃したって非難されない。
こうやって日常生活のストレスを発散しているといえます。
「正義」で人を攻撃して得られるもの
人の脳は、わかりやすい攻撃の対象をみつけてそれを罰することで快楽を得るしくみとなっています。
「正義」をふりかざして人を攻撃すると、脳の快楽中枢が刺激されてドーパミンが分泌されます。
この快楽にハマってしまうと、次々に攻撃の対象を探しまわるようになります。
共通するのは承認欲求と快楽
SNS上で攻撃的な発言をする人の特徴として2つをあげ、「正義」がなぜ人を虜にするのかを解説しました。
共通しているのは、普段の生活で満たされない気持ちがあること(承認欲求が強い)、脳内の快楽物質による影響というところです。
自分の好きな趣味があったり、家族と仲良く暮らしていたりと、日常生活に満たされている人はこういった行動をとらなくても幸せです。
また、自分で自分に対して「これだけ頑張った!」と達成感を感じられる人や、身近な人に「あなたのおかげで助かった」とねぎらわれる人は、SNS上のいいねや同意コメントなんてなくても幸せを感じられます。
自分軸で生きている人は、わざわざ他人を否定しなくても幸せなのです。
また、満たされている人は他人の投稿に対して少し批判的な感想を抱いたとしてもわざわざ人がみえるところに、誰かを不快にしてまで書きこもうとは思わないでしょう。
まとめ
この記事では、2と6と2の法則とSNSで他人を攻撃する人の特徴について解説しました。
多くの人は、あなたを否定したり非難したりしない中立の立場であり、何をしても否定する層は一定数存在します。
自分の心を守るために、ぜひ頭に置いておいてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。