野球を上回った!?美女選手も活躍し韓国女子Vリーグが「史上最高」の人気
韓国では今、バレーボールのVリーグ女子が盛り上がりを見せている。
Vリーグ女子は現在、リーグ戦が佳境を迎えているが、優勝候補の筆頭に挙げられている興国生命ピンクスパイダーズのイ・ジェヨンなど、実力と美しいルックスを兼ね備えたスター選手たちの活躍も連日ニュースになっているほどだ。
(参考記事:【PHOTO】“Vリーグ女神”に“美人姉妹”、日本との因縁も。韓国美女バレー選手ベスト6を一挙紹介)
ケーブルテレビで中継されているVリーグ女子の視聴率も好調だ。
10月22日の開幕以降、第1次ラウンドでは平均視聴率0.69%を記録。そこから第2次ラウンド0.83%、第3次ラウンド0.88%、第4次ラウンド0.96%と上昇し、2月14日まで行われた第5次ラウンドでは、2005年のVリーグ発足後、史上最高となる1.024%を記録した。
韓国のケーブルテレビは「視聴率が1%を超えたら大ヒット」といわれており、“冬の二大スポーツ”と呼ばれるプロバスケットボールの視聴率が0.1~0.2%前後で推移していることと比べても、その人気ぶりがうかがえるだろう。
また、テレビ中継のみならずバレーボール専門番組も人気だという。SBS Sportsの『週刊バレーボール』でMCを務める“美ボディ女子アナ”チン・ダルレなども、“バレー女神”と呼ばれて話題になっている。
昨年には女子韓国代表が世界選手権でまさかの1次リーグ敗退を喫し、その直後にはチーム内でのセクハラ不祥事も発覚しただけに、Vリーグ人気にも影響があると心配していたが、それもどこ吹く風といった感じだ。
(参考記事:“神戸惨事”の始まりだった…女子バレー韓国代表に起きていた「セクハラ事件」の内情)
そんななか、最近は興味深いデータも発表された。
バレーボール専門誌『THE SPIKE』が20代の男女1000人を対象に行ったアンケート調査がそれだ。
このアンケート調査の「一番好きなスポーツは何か」という設問で、バレーボールと答えた割合が13.3%に上ったという。これはサッカー(59.1%)に次ぐ2位で、野球(12.6%)やバスケ(7.9%)を上回る結果となった。
韓国ではこれまで、野球が“人気スポーツ”とされてきただけに、いまの若者の間では野球よりもバレーボールの方が人気が高いというのは意外だ。最近何かと韓国野球界が騒がしいことも関係しているだろうが、Vリーグ女子の人気が高まっていることも一因にあるのは間違いないだろう。
ちなみに、「どんな方法でバレーボールに触れているか」という設問では、「テレビ中継」が42.6%ともっとも多く、次いで「SNS」(13.7%)という結果だったのも面白い。
つい先日も、“地球上で最も美しいバレー選手”の訪韓記念グラビアが韓国のSNSで拡散されていたが、スポーツとの接し方も時代とともに変化してきているようだ。
(参考記事:“地球上で最も美しいバレー選手”が降臨!! 韓服姿とスペシャルグラビア披露)
実際、「会場へ足を運んで観戦する」と答えたのはわずか0.4%に過ぎなかった。
試合会場では、各チームを応援するチアリーダーたちが“アジョシ(おじさん)・ファン”たちの視線を集めており、メディアでは「韓国美女チアリーダーTOP10」なども特集されているが、若者をいかに会場へ動員するかはVリーグ女子の一つの課題となりそうだ。
いずれにしても、韓国で女子バレーが盛り上がっているのは事実だろう。リーグ戦も佳境を迎え、3月15日からはプレーオフに突入するが、はたして今後も女子バレー人気は高まっていくか。引き続き注目したい。