府中市郷土の森博物館「ロウバイの小径」見頃は1月下旬まで
こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、「府中市郷土の森博物館」内で見頃がつづく「ロウバイの小径」をご紹介します。
※記事の写真は2024年1月8日に撮影したものです。
「府中市郷土の森博物館」へは、京王線・JR「分倍河原駅」よりバスが出ています。歩くなら20分ほど。土日祝は京王線「府中駅」からもバスが出ています。
見頃がつづく「ロウバイの小径」
「府中市郷土の森博物館」は、名前に”森”とついているように、森一帯を博物館として公開しています。
冬真っ只中の1月は園内の木々もやはり寂しく、しかしその中で、訪れる人を楽しませてくれるのが、ロウバイです。
正門から入ると、「ロウバイの小径」があるのは一番奥。すぐ近くには梅園があり、毎年「郷土の森 梅まつり」が開催されるほどの梅の名所となっています。
全長180mの「ロウバイの小径」に植えられているロウバイは、約130本。2024年1月8日現在、見頃が続いていますが、早く咲いたためにすでに色褪せはじめているものや、今まさに見頃を迎えているもの、そしてこれから咲くものがあり、すべてが満開になっているわけではありません。
しかしそれでも、見事です。「ロウバイの小径」には甘い香りが漂っており、自然と顔もほころびます。
府中私郷土の森博物館の公式Xによると、ロウバイの見頃は1月下旬ごろまで続く予想とのこと。
ロウバイとは漢字で「蠟梅」と書きます。蝋細工のような花を咲かせること、そして旧暦の12月である朧月(ろうげつ)に開花することから名付けられたそう。
「ロウバイの小径」には、いわゆる普通のロウバイに加えて、素心蠟梅(ソシンロウバイ)、満月蠟梅(マンゲツロウバイ)が植栽されています。
梅園では、「八重寒紅(やえかんこう)」という早咲きの梅も咲き始めていました。
「府中市郷土の森博物館」では復元建築物が楽しめる
正門から入り、園内奥にある「ロウバイの小径」までの間で、復元建築物を楽しむことができます。府中市内にあった江戸時代〜昭和初期の建物8棟を移築・復元しているもので、その一部ご紹介します。
「旧田中家住宅」は、江戸後期〜明治の府中宿を代表する商家。「Lunch&Cafe美蔵」として営業しており、うどんをはじめとするお食事や、あんみつなどの甘味がいただけます。
クリーム色に、淡いグリーンが映える洋風の2階建ての建物は、「旧府中町役場庁舎」。建物のなかに入ることができます。
昭和10年に建てられた「旧府中尋常高等小学校校舎」。校舎内入ることができ、まるで映画のセットのような教室がレトロな雰囲気です。撮影スポットとしても人気。
「ロウバイの小径」は混雑せず楽しめる
「府中市郷土の森博物館」内にある「ロウバイの小径」を主にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
東京にはロウバイの名所が少なく、その中でも「ロウバイの小径」は見応えのある名所のひとつです。小径というだけあり、割とこじんまりしていますが、可愛らしい黄色い花を咲かせるロウバイを鑑賞したい方にはおすすめの場所。
「府中市郷土の森博物館」の博物館本館およびプラネタリムが閉鎖中であること、そして、冬ということで園内の木々が寂しいこともあり、ロウバイが見頃を迎える週末でも混雑することなく楽しめます。
府中市郷土の森博物館
住所:東京都府中市南町6-32
電話番号:042-368-7921
開館時間:9時~17時(入場は16時まで)