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【葛飾区】柴又帝釈天をハスの花が彩る!帝釈堂に映える白とピンクのグラデーションの花々

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

都内屈指の観光名所の柴又帝釈天は、梅雨の季節も国内外から多くの人々が参拝に訪れています。入母屋造の堂々とした帝釈堂の横には、ハスの水鉢がずらりと並び、現在白とピンクのグラデーションの花々が彩りを添えています。風格のある木造建築に、清らかなハスの花が良く似合っています。
(写真はすべて2024年7月13日撮影)

柴又帝釈天の二天門
柴又帝釈天の二天門

人々でにぎわう柴又帝釈天の参道を通り抜け、柴又帝釈天の見上げるような二天門をくぐると、正面に帝釈堂が建っています。荘厳なお堂の左側には、三方に長く伸びた枝が見事な「瑞龍のマツ」が立っており、龍のうろこを思わせる緑が圧巻。夏空に飛び立ちそうな迫力です。

帝釈堂と瑞龍のマツ
帝釈堂と瑞龍のマツ

ハスの花が咲いているのは、帝釈堂に向かって右側の部分。堂内へ向かう階段と、廻り縁の軒下に沿って、たくさんの水鉢が並んでいます。鉢の中からは大きな丸い葉が豊かに茂り、長い茎の上には大輪のハスの花とつぼみが顔を見せています。

帝釈堂の右側にハスの水鉢が並ぶ
帝釈堂の右側にハスの水鉢が並ぶ

帝釈堂に映えるハスの花とつぼみ
帝釈堂に映えるハスの花とつぼみ

白い大きな花弁のふちを、淡いピンクのグラデーションが染めるハスの花は、はっと目を惹く華やかさ。精緻な彫刻で彩られた帝釈堂や、その右手に建つ本堂に、よく映えています。この日も参拝客が水鉢の周囲で「きれいだね」などと語り合いながら、ハスの花とお堂をスマホで写真に収めていました。海外からの観光客も、盛んにカメラを向けていましたよ。

風に揺れるハスの花と本堂
風に揺れるハスの花と本堂

ハスの西には手水鉢の屋根と二天門が見える
ハスの西には手水鉢の屋根と二天門が見える

柴又帝釈天の正式名所は「経栄山題経寺(きょうえいざんだいきょうじ)」。寛永6年(1629年)に創建された、日蓮宗のお寺です。水底の泥の中から茎を伸ばし、泥に染まることなく清らかで美しい花を咲かせるハスは、仏教のシンボルとして親しまれてきました。柴又帝釈天にお参りし、帝釈堂を背景に咲くハスの花を眺めると、ありがたさが倍増。夏の蒸し暑い日でも、すがすがしい気持ちでいっぱいになります。

黄色い花托をのぞかせる花
黄色い花托をのぞかせる花

ふっくらした花が廻り縁の高欄に似合う
ふっくらした花が廻り縁の高欄に似合う

柴又帝釈天へお参りに訪れる際には、帝釈堂のまわりに並ぶハスの花々にもぜひ目を留めてみてくださいね。夏の柴又帝釈天ならではの、心が洗われるような光景です。

名称: 柴又帝釈天(題経寺)
住所: 東京都葛飾区柴又7-10-3
電話: 03-3657-2886 題経寺
開門時間: 5:00~20:00
定休日: 無休 (但し12月28日~1月3日は庭園の「邃渓園」のみ閉園)
アクセス: 京成金町線 柴又駅から徒歩約3分
公式HP: http://www.taishakuten.or.jp/

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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