鉄不足のリスクとは? 我が家で実践する鉄分補給法【管理栄養士ママの秘訣】
離乳食専門家のしょこです。
『離乳食で鉄分不足に気を付けましょう』とよく聞きますが、なぜでしょうか?
赤ちゃんの成長には多くの栄養素が必要ですが、その中でも特に重要なのが鉄分です。
鉄が不足すると・・
鉄は赤ちゃんの成長と発達に不可欠な栄養素だからです。
鉄分が不足すると、赤ちゃんの脳の発達や免疫機能が低下し、貧血を引き起こす可能性があります。
特に、生後6ヶ月以降は母乳や粉ミルクだけでは鉄分が十分に供給されないため、離乳食から鉄分摂取が重要です。
3ヶ月頃から急激に減り続けていきます。
離乳食からできる鉄分の摂り方
偏食・食べムラがあっても工夫次第で効率よく摂れます。
1、食材は組み合わせて吸収率UP
鉄は、ヘム鉄・非ヘム鉄に分けられます。
非ヘム鉄は吸収率が低いが、ヘム鉄・ビタミンCと摂ると吸収率がUPします。
2、鉄強化の商品を使う。
離乳食・幼児食向けの商品がたくさん販売されています。
偏食・食べムラがあっても好きなものや味に鉄が添加されていたりと手軽に鉄が摂れますよ。
実際に愛用しているおすすめ品
初期から
中期〜鉄分きなこ
1歳〜こどもシリーズ
どれもパウダーなのでかけるだけ・混ぜるだけで鉄分が摂れます。
3、実は・・粉ミルクも優秀です。
粉ミルクにも鉄分が含まれるので、離乳食で活用してみて下さい。パンがゆやミルク煮の牛乳を粉ミルクに変えてみるだけです。
余っている粉ミルクの消費にもおすすめです。
合わせて参考にして下さい→鉄分ガイド
注意!!!!鉄分だけ摂るのはNG
鉄は、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂取することで、体内での鉄分の吸収が促進されます。
バランスの取れた食事が大切であり、他の栄養素との組み合わせが重要です。
しかし難しく考えず、
・普段の食事に今回紹介したパウダーを活用する。
・たんぱく質のおかずをしっかり摂る。
これだけでも十分です。
・ヨーグルトのきなこを鉄分きなこに!
・スープを子どもシリーズの粉末スープに!
など簡単に置き換えできますね。
サプリメントは必要か?
基本的には不要です。もしサプリメントに頼る際は、いくつか注意が必要です。
・過剰摂取により鉄が体内に蓄積されると、中毒症状や消化不良などの健康リスク
・頼りすぎることで、食事からの栄養バランスが崩れ、他の重要な栄養素が不足するリスク
・吸収効率が必ずしも高いとは限らない
サプリの使用を検討する際は、一度かかりつけ医に相談の上、使用を検討して下さい。
最後に!
鉄分不足にならないため、食事に気をつけることは重要ですが、栄養ばかりではなく食事を楽しむ気持ちも忘れずに!
・楽しい雰囲気での食事は、子どもの食欲を自然に引き出し、偏食や食べムラを減らす働きがあること。
・楽しい食事体験は、食べることへの前向きな感情を育み、健康的な食習慣を身につける土台となること。
出来る範囲で構いません。小さなことでも日々コツコツ積み重ね継続的に摂ることが大切です。