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日本ハムから移籍の市川、ソフトバンクで初安打!「貴重な一日」

田尻耕太郎スポーツライター
初安打を新しいチームメイトから祝福された(筆者撮影)

江川がタイムリー

4月21日、福岡ソフトバンクホークスはオリックスバファローズと、ウエスタン・リーグでと対戦した。

【4月21日 ウエスタン・リーグ タマスタ筑後 1795人】

オリックス  001500002 8

ソフトバンク 000001000 1

<バッテリー>

【BS】○松葉(1勝1敗)、榊原、山本、岸田――伊藤

【H】●高橋純(0勝2敗)、笠原、伊藤祐――谷川原

<本塁打>

なし

<戦評>

 ソフトバンクは一日でオリックスに首位を奪い返された。先発の高橋純が乱調。3回に西浦の三塁打で先制を許すと、4回には5安打を集中されるなど大量点を失い、この回途中でマウンドを降りた。打線は松葉から走者を出すも決定打を欠いた。6回に4番の江川のタイムリー二塁打で1点を返したのみ。江川は2安打、長谷川勇も2安打と実績組が気を吐いた。西田も2安打の活躍。

 また、22日の試合はかつて本拠地だった雁の巣球場で行われる。(了)

市川友也、慌ただしい日々も「少しずつ実感」

打球は鋭くレフトを越えた(筆者撮影)
打球は鋭くレフトを越えた(筆者撮影)

 日本ハムから金銭トレードで加入した市川友也が9回に代打で出場。オリックス岸田から左翼越安打(二塁打を狙うもアウト)を放ち、2軍ながら移籍後初安打を記録した。

 18日にトレードが決まり、19日に入団会見。「少しずつ実感がわいているけど、まだ不思議な感じです」。20日にはタマスタ筑後で練習し、同日の2軍戦にやはり代打で出場していた(結果は三振)。

「2軍だけど移籍して1本目のヒット。貴重な一日になりました」

「打撃よりも守備」と照れ笑い

 入団会見では強肩をアピールしたが、じつは打撃でも注目を集めたことがある。巨人入団時に長嶋茂雄氏に目を留められたことがあった。

「ありましたね。でも、バッティングは良い年もあったけど、そこはあまり…。打撃よりもやっぱり守備を注目してもらいたいです」

 また、代打のコールがされるとタマスタ筑後のファンからは大きな歓声が上がった。「来てくれてありがとう~」の大きな声も飛んでいた。これには「歓迎してもらえているのはうれしい」と笑顔。「まだ住む家も決まっていない」と慌ただしい限りだが、ソフトバンクの貴重な戦力となるべく、存在感を高めていくことだろう。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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