韓国の「コロナ」感染者は右肩上がりで急増! 重症者と死亡者は減少傾向へ
韓国の昨日(2月5日)の新型コロナウイルスの新規感染者は3万8691人と、過去最多となった。これにより全国の感染者は100万人を突破し、累計で100万9688人に達した。
韓国で初めて感染者が確認されたのは2020年1月20日。この年の1日の感染者の最多は12月14日の880人だった。昨年はその約9倍の7850人(12月14日)が最多だった。これをピークに感染者は減少し、先月9日には3005人と、半減していた。
しかし、翌10日から再び増加し、24日には8571人と、過去最多を記録したのも束の間、翌25日からは1万人台に突入し、今月1日からは倍の2万270人、2万2907人(2日)、2万7433人(3日)、3万6362人(4日)と右肩上がりで急増していた。
首都・ソウル(人口約991万人)は昨日、7821人の新規感染者が確認された。ソウルの感染者は累計で31万3462人に達した。
ソウルは2020年2月23日に初の感染者が確認されたが、この年の1日の新規感染者の最多は12月24日の552人。昨年は12月14日の3166人。これ以後下降し、先月10日には一時は755人まで急減していた。
しかし、25日に3178人と、再び3千人台となり、28日には4199人、5日後の2月2日には5218人、3日には6160人と、約1千人ずつ増え、4日は8598人と1週間で倍増してしまった。
感染者は急増しているが、幸いなことに重症者と死亡者は減少傾向にある。
先月3日まで1千人を超えていた重症者は大幅に減少し、現在は272人。9日連続で200人台をキープしている。
また、昨日の死亡者は15人。全国累計で6873人(ソウル2203人)。
死亡者の過去最多は昨年12月22日の109人。大晦日の31日に62人と減少し、先月19日からは20人から30人台で推移し、今月は1日15人、2日25人、3日24人、4日22人と、20人前後にとどまっていた。
ワクチン接種率は2月6日現在、1回目が87%、2回目が86%である。3回目は54.9%で全人口(約5134万人)の半分以上が終えている。
韓国は感染拡大を抑えるため昨年11月1日から施行していた「ウイズコロナ」(段階的日常回復)を12月に中断し、現在「私的な会合、会食は4人まで、営業時間は夜9時まで」とする「ソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)」を取っている。
なお、韓国は2月1~2日まで旧正月で1月29日から5連休に入っていた。