摂り過ぎると「胃酸が逆流しやすくなる」食べ物!!-食道の特徴からわかりやすく解説!
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「摂り過ぎると"胃酸が逆流しやすくなる"食べ物」について解説していきます。
今回の目次
- 食道の特徴と働き
- 胃酸が逆流するとどうなるの?
- 摂り過ぎると胃酸が逆流しやすくなる食べ物
- 胃酸の逆流を予防するために
- 動画で解説!
【1】食道の特徴と働き
食道は、名前の通り食べた物の通り道です。
口から摂り入れた食べ物は、歯で細かく砕かれ、食道を通って胃に向かいます。
※食道の長さはだいたい25cmくらいです。
【2】胃酸が逆流するとどうなるの?
胃酸は、消化に関わる大切な液体で、胃から分泌されています。
pH1〜1.5の強酸性であり、食べたものを消化しやすくしたり、殺菌する作用があります。
胃酸は強い酸性であるため、逆流して食道の方に流れていくと、傷つけてしまいます。
これにより胸やけ・のどの辺りの違和感・嗄声(させい)・呑酸(どんさん)などが現れることがあります。
嗄声…かすれた声、呑酸…胃酸の逆流により酸っぱみなどを感じる症状
一時的でしたら問題なくても、繰り返していたり、長時間刺激されると炎症(食道炎)が起こることがあります。
【3】摂り過ぎると胃酸が逆流しやすくなる食べ物
胃酸が逆流する理由は、食道と胃の境目が緩くなってしまったり、胃酸の分泌が過剰に増えることがあげられます。
では、具体的に摂り過ぎると胃酸が逆流しやすくなる食べ物をいくつかみていきましょう。
①脂肪の多い食事
脂肪分の多い食事をとると、コレシストキニンというホルモンが分泌が促進されます。
これにより食道の下部(下部食道括約筋)が一時的に緩むことで、胃酸が逆流しやすくなります。
②チョコレート
チョコレートに含まれる成分が胃酸の分泌を増やします。
また、チョコレートを食べ過ぎると食道の下部を緩ませ、胃酸が逆流しやすくなります。
③辛い食べ物(刺激物)
辛味成分が食道を刺激します。
また、胃酸の分泌も増やすため、摂り過ぎには注意です。
④アルコール・コーヒー・炭酸飲料
食べ物ではなく、飲み物ではありますが、こちらも代表的なものです。
アルコール自体や、コーヒーに含まれるカフェインが胃酸の分泌を増やすため、摂り過ぎには気をつけましょう。
※その他に胃酸の逆流が起こりやすい要因
飲食物以外にも、胃酸の逆流が起こりやすい要因はいくつかあります。
- 暴飲暴食
- 肥満
- 加齢
- ストレス
- 喫煙
- 腹部の強い締め付け(例:コルセット)など
【4】胃酸の逆流を予防するために
食道の筋肉(食道括約筋)は、加齢とともに弱くなるため、胃酸が逆流しやすくなります。
そのなかで、胃酸が逆流しやすい方は下のようなことを意識することがおすすめです。
- 肥満の解消
- 禁煙
- ストレス解消
- 暴飲暴食は避ける…特に【3】で紹介した食べ物を摂り過ぎない
- お酒やコーヒーを飲み過ぎない
- 就寝時に上半身を高くする…就寝時に胃酸が逆流しやすい方
- よく噛んで食べるなど
【5】動画で解説!
下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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