普段アニメをあまりみない人も実は知っている?今夜放送の「半沢直樹」に出演する声優宮野真守氏とは
日曜劇場「半沢直樹」が、アニメファンの間で話題になっています。
本日8月23日放送の第6話に、人気声優の宮野真守氏が出演することが発表され、注目を集めているのです。
…と言われても、普段あまりアニメをみないという人には、名前だけではあまりピンとくる話じゃないかもしれません。
しかしそんな人であっても、気づいていないだけで、実はどこかで宮野氏の姿や声を一度は目や耳にしたことがある方はかなり多いと思います。
◆この声、この姿、実は知っているかもしれない
ご存知の通り、声のお仕事はアニメに限られたことではありませんので、普段アニメをみないという人でも、それ以外の作品でその声を聴く機会があったかもしれません。
例えば宮野氏は、洋画であれば「チャーリーとチョコレート工場」でジョニー・デップ氏が演じるウィリー・ウォンカ役の、「ファンタスティック・ビースト」シリーズでは、主人公ニュート・スキャマンダー役の吹替を担当されています。
また、昨年2019年の秋に放送されたこちらのCMは、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
なんとこちらでは、三角チョコパイの“クッキー&クリーム役”として、声の出演をされています。
その他にも、アーティストとして数々の楽曲をリリースされている宮野氏。
その楽曲も、TBS系「マツコの知らない世界」(楽曲「EGOISTIC」)や、NHK「みんなのうた」(楽曲「ぼくはヒーロー」)など、幅広い番組でタイアップされてきました。
また声だけでなく、実は気づかぬうちにその”姿”を目にしたことがあるという人もいるかと思います。
2018年と2019年に、NHK紅白歌合戦の特別コーナーへ出演していた、音楽番組「おげんさんといっしょ」のキャラクター・雅マモル。
一度みたら忘れられない、あの役を演じられていたのが、この宮野真守氏でした。
これらはほんのいち例にすぎませんが、意識しないとなかなか認識するのは難しいものの、このように、普段アニメをあまり見ないという人でも、声優の声や姿に触れられる機会というのは、意外なほどたくさん、とても身近に溢れていたりするのです。
◆ジャンルを超えて広がるエンタメの世界
今回の宮野氏の出演のような”ドラマ×声優”関連の話題は実は少なくありません。
最近だと、声優の内田真礼氏が「警視庁・捜査一課長2020」へ出演されたり、出演された訳ではありませんが、同じドラマ「半沢直樹」で劇中に登場した“江花夏樹”大臣という名前に、声優の“花江夏樹”氏ご本人が反応したことが話題になったりもしました。
こうした出来事は、ドラマ視聴者がアニメに、アニメファンがドラマに興味を持ったり、実写やアニメといったジャンルの区別なく、エンタメという大きな枠組みの中でお互いのコンテンツが盛り上がるきっかけともなり得ます。
実際に今回の宮野氏の出演も、アニメファンの間では既に多くの注目を集めているので、今夜の放送では『これまで本作をみたことがなかったけれど視聴してみよう』というファンも多数現れることでしょう。
しかし一方で、ドラマ視聴者の中でも普段あまりアニメをみないという方々が、そのドラマに出ている役者が声優であるかどうか、その声優がどんなアニメに出ているのか、まで知るのはなかなか難しいことです。
因みに今回「半沢直樹」に出演する宮野真守氏であれば、例えば「DEATH NOTE」の主人公・夜神月や、「亜人」の主人公・永井圭、「スパイダーマン: スパイダーバース」のピーター・パーカー / スパイダーマンなど、普段あまりアニメに触れることがなくても耳にするようなタイトルで、重要なメインキャラクターを演じられています。
あまりアニメをみないという方も、まずは本日の放送をきっかけに『それだけアニメファンが注目しているのはどの人なんだろう』と確かめてみたり、少し食指を伸ばして、上記アニメ作品たちを試しに視聴してみたりして、広くエンタメ世界の中で、普段馴染みの無いジャンルへと新たに足を踏み入れてみるというのも良いのではないでしょうか。