今年は何済?おおい済?ロケットスタートの劇場版「名探偵コナン」今年の鑑賞済表記
近年、特定の映画を鑑賞済であることを示すために、SNSのユーザー名やプロフィールに(映画に因んだ言葉)+済などと表記することがあります。
たとえば、とある村での事件を描いた映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」なら入村済、「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」なら入国済、といった具合にです。
実は、先週公開された最新作「100万ドルの五稜星」がロケットスタートを切った劇場版「名探偵コナン」シリーズでも、ここ数年お馴染みの風物詩となっているこの鑑賞済を表す表記。
しかし今年は様々な案があがっており、どの表記に落ち着いていくのかにも注目が集まっています。
■何故表記をするのか
こうした表記をよく目にするようになったのは、ここ5年程のこと。
それこそ劇場版「名探偵コナン」の「ゼロの執行人」で、鑑賞済のことを執行済と表記しだしたあたりからでした。
表記をする理由は様々考えられますが、ゲームの実績解除のような意味合いや、鑑賞した回数と共に●回〇〇済などと記載して鑑賞記録としている人もいるようです。
また、『このアカウントはこの映画を鑑賞済です』と周知することで、周りの鑑賞済の人には『内容知っているのでネタバレ問題ないですよ』と、未鑑賞の人にも『内容を知った上での発言になります』と、それとなく伝えることもできます。
それもあって、特に犯人やトリックといった核心要素も多く含む劇場版「名探偵コナン」でも、ファンの間で毎年お馴染みになってきたのでしょう。
■今年の表記は…
そんな劇場版「名探偵コナン」シリーズでは、「ゼロの執行人」の執行済以降も、毎年以下の表記が主に使われてきました。
主な舞台がシンガポールの「紺青の拳」では出国済、「緋色の弾丸」では被弾済、「ハロウィンの花嫁」では参列済、「黒鉄の魚影」では潜水済、などです。
毎年、タイトルや物語の内容に沿ったぴったりな表記が生み出され、定着してきましたが、では今年の「100万ドルの五稜星」では、どんな表記が生まれているのでしょうか。
現在確認できる表記の中には、主な舞台が函館であることからの来函済や、済み表記ではありませんが、作中のキーアイテムである刀に因んで(観た回数)振献上といった表記が見受けられます。
また中には、本作ゲスト声優である大泉洋氏に因んで、鑑賞済みを“おおい済”、未鑑賞を“おおいず未”とする表記も、この週末大いに話題になっていました。
公式側からの呼びかけではなく、ファンの間で自然発生的に広がってきたこの慣習。
この表記でなければいけない!といった決まりや強制力もないので、今年もこれまでのように一番しっくりくる表記に収斂していくか、はたまた複数の表記が併存することになっていくのかはまだまだ未知数です。
早くも前作を上回る初日興行収入を記録し、大きな盛り上がりをみせる本作。今年は実際に鑑賞した後、自分が一番しっくりくる鑑賞済の表現は何か、鑑賞後の余韻に浸りながら考えてみてはいかがでしょうか。