血糖値が低くなると現れる「3つ」のサイン?-低血糖について分かりやすく!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「血糖値が低くなると現れる症状」を解説していきます。
今回の目次
- 血糖値ってなに?
- 血糖値が低すぎると何が悪い?
- 血糖値が低くなると現れる3つの症状
- 血糖値は高い方が良い?
- 血糖コントロールを上手しよう
[1]血糖値ってなに?
血糖値とは、血液中にどれくらいの糖(グルコース)があるのかを表した値です。
高すぎる状態を「高血糖」、低すぎる状態を「低血糖」といいます。
[2]血糖値が低すぎると何が悪い?
糖(グルコース)はエネルギー源です。
血液中を通じて細胞に運ばれて、糖からエネルギーを作り働いています。
そのため、血液中に糖が少な過ぎる(低血糖)とエネルギーも作れなくなってしまいます。
特に「脳」にとって糖は重要なエネルギー源となっております。
[3]血糖値が低くなると現れる3つの症状
血糖値が低すぎることで起こる症状には個人差がありますが、低くなるほど症状は悪化します。
具体的な症状を[3つ]に分けてみていきましょう。
①交感神経症状
血糖値が低い(およそ70mg/dL以下)と「交感神経症状」が現れることがあります。
具体的には、冷や汗・動悸(ドキドキする)・手指のふるえなどがあります。
血糖値が低くなると「血糖値をあげようとする」ことで交感神経という神経が刺激されて上記のような症状が起こります。
②中枢神経症状
血糖値が【①】よりさらに低下する(およそ50mg/dL以下)と「中枢神経症状」が現れます。
具体的には、生あくび・頭痛・目のかすみやぼやけ・疲労感などがあります。
脳は「中枢神経」と呼ばれています。
その脳への糖の供給が不足することで上記のような「中枢神経症状」が起こります。
③意識がもうろうとする
【②】よりさらに血糖値が低下する(およそ30mg/dL以下)と危険な状態になってしまいます。
具体的には、意識がもうろうとする・けいれん・昏睡といった状態につながる可能性があります。
このように血糖値は低くなればなるほど危険な状態に繋がってしまいます。
[4]血糖値は高い方が良い?
ここまで血糖値は「低すぎる」と良くないと解説しましたが、「高すぎる」状態も良くないです。
実際に血糖値が高すぎる状態が長期的に続くと、腎臓・神経・目など様々な臓器に悪影響をもたらします。
そのため、血糖値は低すぎても高すぎても良くないということですね。
[5]血糖コントロールを上手にしよう!
血糖値を上手にコントロールするためには「食生活」が重要です。
具体的なものをいくつか紹介します。
- よく噛んで食べる…糖の吸収が緩やかになる
- 食物繊維をしっかりと摂る
- 糖質や脂質を摂りすぎない
- 極端なダイエットはせず、食事はバランスよく摂る
- 適度な運動…激しい運動はお勧めしません
- お酒を飲みすぎない…肝臓に負担がかかり血糖値が乱れやすくなるなど
また、血糖値の変動は気がつきにくい場合も多いので、定期的に健康診断を受けて自分の状態を把握することも大切です。
最後までご覧頂きありがとうございました!