ついに文大統領に「赤信号」点灯! 支持率が30%台前半に!
昨年最後(12月第4週)の世論調査で大統領就任(2017年5月)以来、過去最低の36.7%まで急落した文在寅大統領の年初の支持率はさらに下降し、30%台前半の34.2%にまで落ち込んだ。
世論調査会社の「リアルメータ―」が前回同様にニュース放送チャンネル「YTN」の委託を受け、元日と2日にかけて有権者約1千人を対象に行った調査によると、「支持」が34.2%なのに対して「不支持」は初めて60%を超え、61.7%に達した。
文大統領の支持率は昨年7月の第1週に49.8%と、50%台を割ってから50%台を回復できず、12月に入ってからは4週連続で30%台が続いていたが、それでも30%台後半をキープしていた。
韓国の大統領の支持率は40%を割れば「黄色信号」が、30%前半にまで落ち込めば「赤信号」が灯り、20%台で「死に体」(レイムダック)となるが、文大統領の支持率はレイムダックに向かって危険水域に入ったと言える。
政党支持率も政権与党の「共に民主党」は前回(過去最低の29.3%)よりもさらに0.6%下げ、28.7%なのに対して野党第1党の「国民の力」は逆にさらに0.4%アップの34.2%。与野党の支持率は12月第1週の調査の時点ですでに逆転しているが、差がさらに開く一方だ。
今年4月には来年3月の大統領選挙を占うソウル市長選挙が予定されているが、ソウルに限って言えば、与党「共に民主党」が33.9%、「国民の力」が30.5%と、「共に民主党」が「国民の力」を逆転している。前回の調査では「国民の力」が34.1%、「共に民主党」が28.6%と、野党が与党を5.5%リードしていた。
しかし、ソウルと同時に市長選挙が行われる韓国第2の都市・釜山(慶尚南道)の支持率では「国民の力」が42.6%と「共に民主党」(21.9%)にダブルスコアに近い差を付けている。釜山は盧武鉉元大統領と文在寅大統領の地盤である。