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コミュニケーション能力をあげる方法(生まれつき性格との関係)

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「コミュニケーション能力をあげる方法」についてお話したいと思います。

コミュニケーション能力をあげる方法は、次の3つです。
1.自己受容と自己開示
2.他者信頼
3.他者貢献
以上です。

他にもいろいろ細かいスキル・テクニックはございますが、基本は今言った3つになります。コミュニケーション能力を高める方法は、今言ったように非常にシンプルなのですが、「知っている」から「できる」人へ。の通り、知っているのと実際に出来るのは大違いです。だから、コミュニケーション能力をアップさせるのは簡単じゃぁない…と、私は言っているのです。

では、ここから少し深掘りしていきたいと思います。
1の自己受容は大変に重要です。
自己受容が出来ていないと、人から嫌われる心配が生じて、自己開示できず、なかなか人との距離を近付けることが出来ません。ですから、まずは自己受容しましょう、自己開示しましょう。
「どうしたら、自己受容できるようになるのか?」「自己肯定感はどうやったら高めることができるのか?」については、書店に行けばたくさんの本が並んでいるので、宜しければ、どうぞそちらもご覧ください。そして、カウンセリングルームにも、ぜひお越し下さい。
ちなみに、自己受容に関しては、生まれつきの部分は大きいです。生まれつき、自己受容が十分に出来ているという人が世の中には存在してらっしゃいます。そういう人が、愛深き親から育てられたら、抜群に自己受容出来る人、すなわちコミュニケーション能力の高い人になります。

続いて、2の他者信頼です。
他者信頼は非常に重要です。他者のことを信頼してないようでは、なかなか人との距離を近付けることが出来ません。ですから、まずは他者を信頼するようにしましょう。ちなみに、他者信頼に関しても、生まれつきの部分は大きいです。生まれつき、他者信頼が十分に出来ているという人が、世の中にはたくさん存在してらっしゃいます。たとえば、赤ちゃんの頃から、ほとんど人見知りしたことがないというお子さんがいらっしゃいます。そういうお子さんは、人が怖くないのです。人が自分に危害を加えるなんて、考えもしていないのです。だから人見知りしないし、当たり前のように、普通に他者信頼できる人になるのです。そういう人が、愛深き親から育てられてたら、抜群に他者信頼出来る人、すなわちコミュニケーション能力が高い人になります。

続いて3の他者貢献です。
他者貢献は非常に重要です。他者に親切にしてあげるのです。そうすれば、人から好かれます。人から信頼されます。人との距離が近付きます。ですから、どんどん他者貢献をしましょう。で、他者貢献する場合の注意点ですが、無理しないことです、見返りを求めないことです。無理したり見返りを求めたりすると、相手から何も返って来ない場合、嫌になってしまいます、気持ちが腐ってしまいます。ですから他者貢献する場合は、無条件の愛でもって他者貢献するようにしていって下さい。

私は、職業柄、「人間関係が苦手だ」「コミュニケーション能力に欠けている」と仰る人に会う機会が少なくないのですが、そうおっしゃる人は、「人から話しかけてもらおう」とか、「人に何かしてもらおう」という、待ち姿勢の人であることが少なくないです。自分が何もしないのに、一方的に何かしてもらえるのは、乳幼児だけです。ですから、まずは自分が他者に対して貢献する姿勢を持って、人間関係に臨みましょう。

ちなみに、他者貢献に関しては、生まれつき性格である部分は、自己受容や他者信頼に比べると、少ないです。他者に貢献できるか否かは、今自分が維持している習慣性格によるところが大きいです。そういう意味では、もっとも簡単に変えられる部分が他者貢献であると言っていいかと思います。どうぞサービス精神を発揮して、他者貢献できる人になって下さい。そうすれば、あなたはコミュニケーション能力が高い人になります。

復習です。
コミュニケーション能力をあげる方法は、次の3つです。
1.自己受容と自己開示  2.他者信頼  3.他者貢献
以上です。

今3つ紹介しました。繰り返しになりますが、1番簡単なのは、3の他者貢献です。よって、「何から手をつけよう?」と思われる方は、まずは他者貢献から始めてみては如何でしょうか? 他者貢献がしっかり出来るようになれば、他者から良いフィードバックを貰えるようになり、同時に自己受容も他者信頼もアップします。本当です。

ちなみに私は、人と会うとき、基本、手ぶらで行くことはありません。何かプレゼントを持っていくか、話を聴いてあげようと思っていくか、何か面白い話をしようと思っていくか、のどれかです。宜しければ参考にしてください。

というわけで、今日は以上です。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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