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コロナショックに五輪延期で大激変の採用時期~21卒・22卒はどう変わる?

石渡嶺司大学ジャーナリスト
合同説明会でパンフレットを読む学生(写真はイメージ)。(写真:森田直樹/アフロ)

◆コロナショックに五輪延期

新型コロナウイルスの影響は2か月経っても、収束しません。

それどころか、週末の自粛要請に続き、平日夜も酒場等の出入りについて自粛要請が出てしまいました。

このコロナショックの影響で五輪の延期が決定。ああっという間に来年7月開催で話がまとまりました。

来年、本当にできるのでしょうか、という疑問はさておき、このコロナショックと五輪延期、採用担当者の皆さんにも大きな影響があります。

◆五輪延期で7月~8月が空白地帯に

業界・企業によっては業績が大きく落ち込み、新卒採用どころでない、というところもあるでしょう。

本稿で扱うのはそこではありません。

五輪延期によって、7月~8月が空白地帯となった点です。

コロナショック以前、採用担当者の採用時期相場観(21卒)としては以下の通りでした。

2019年秋~冬:インターンシップ実施/インターンシップ合説

2020年1月~2月:インターンシップ実施/インターンシップ合説/インターンシップからの実質選考開始(第一期)

2020年3月:広報解禁(就活ルール上)/会社説明会/選考開始(第二期)

2020年4月:会社説明会/第一期の内々定

2020年5月:選考開始(第三期)/第二期の内々定

2020年6月:選考解禁(就活ルール上)/第三期の内々定

2020年7月~8月:五輪により採用活動は中断

2020年10月:内定式

就活ルール上は選考開始となるのは6月。しかし、それが崩壊状態にあるのは採用担当者・キャリア関係者なら周知の事実です。

上記の中で「第一期」「第二期」「第三期」とあるのは、採用時期を分割化している企業が増えていることから、その時期を示しました。

実際は企業によっては二分割だったり、四分割だったりしますが、本稿では便宜的に三分割としています。

採用時期の分割化は、言い方を変えれば通年採用ですが、それはさておき。

こうした採用時期の相場観がコロナショックと五輪延期で吹っ飛んだ、と言えるでしょう。

※本稿は有料版です。有料版読者の方が読める項目は以下の通りです。なお、公開部分も含めると、全部で約4500文字あります。

◆21卒は早期組と出遅れ組の優劣が例年以上に大きい

◆21卒は6月~7月に強烈な揺り戻しが来る?

◆22卒インターンシップ合説・夏は6月で終了

◆空いた7月~8月、実は罠だらけ

◆22卒インターンシップの失敗デーは7月×日と8月×日

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大学ジャーナリスト

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計33冊・66万部。 2024年7月に『夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド』を刊行予定。

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