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【東近江市】大迫力の100畳敷大凧や世界の凧が600点!凧の歴史を学び凧作りも楽しめる東近江大凧会館

もぐらん地域情報発信WEBライター(東近江市・彦根市)

東近江市には、300年も続く大凧揚げの伝統文化があるのをご存じでしょうか?
今回は、凧について楽しみながら詳しく学べる「世界凧博物館 東近江大凧会館」をご紹介します。

大凧会館は、日本各地の凧や世界の凧が約600点展示されていて、凧の歴史や種類、技法などが学べる凧の博物館です。

迫力満点!100畳敷の大凧!

中に入ると、壁一面に飾られたたくさんの凧が目に入ります。

中でも圧倒されるのが、天井まで届くこちらの100畳敷大凧です。なんと、大きさは縦13メートル、横12メートル、重さは約700キロ!

こんなに大きくて重い凧が空を飛ぶのかと驚きます。眺めていると「どうやって作ったのだろう?どのようにして空に揚げるのだろう?」と次々と疑問が湧いてきます。
この大凧は、90×60センチメートルのすき美濃和紙を360枚張り合わせて100畳の大きさの和紙を作り、そこに墨で「判じもん」と呼ばれる特徴的な絵柄を描いて作ります。また、100畳の大凧を揚げるには100人の引手が必要とのこと。
大凧会館では、大凧を作る工程や飛揚の記録についても詳しく知ることができます。

東近江大凧の歴史

「近江八日市の大凧揚げ習俗」は、国の選択無形民俗文化財にも指定されている東近江市の伝統文化。江戸時代中期に子どもの出生を祝って凧を揚げたのが始まりといわれています。
はじめは小さな凧を揚げていましたが、村同士で競い合って凧を揚げていたことや技術の進歩、琵琶湖から吹く風、東近江の広大な沖野ヶ原という条件が凧揚げに適していたことにより凧は徐々に大型化していきました。
明治15年には、なんと240畳敷もの大凧が揚げられていた記録があるとのこと!
今でもその文化は受け継がれ、東近江市成人式式典では20畳敷大凧が揚げられたり、毎年5月には100畳敷大凧が舞い上がる「東近江大凧まつり」が開催されたりしています。東近江市は凧と深く関わりがあるまちなのです。

日本各地の凧や世界の凧が約600点!

2階には、日本各地や世界の凧が約600点展示されています。絵はどれもカラフルで細部まで描き込まれているので見ごたえがあります。立体的なものや、思わず笑ってしまうような形のユニークな凧もありました。
子ども達も「おもしろいの見つけた!」「こんな大きい凧が本当に空に揚がるの?」と興味津々。

カブトムシの凧。これが空に揚がるところ見てみたい。
カブトムシの凧。これが空に揚がるところ見てみたい。

写真はほんの一部。これ以外にもたくさんの凧があるのでぜひ実際に足を運んでみてくださいね。

2種類から選べる!凧作り体験

大凧会館では、凧作りもできます。四角の凧が300円、星形の凧が350円です。

5歳と2歳の息子たちも凧作りに挑戦。マジックやクレヨンで絵を描いていきます。

星形の凧は組み立てが少し複雑ですが、会館のスタッフさんが手伝ってくださり、世界でひとつのオリジナル凧が完成しました!
うちに帰ってさっそく凧揚げ。

完成した凧は本当によく揚がりました。
天気が良い日に凧を揚げるのはとても気持ちが良いものです。子ども達も自分で作った凧が空に揚がって満足げ。良い夏の思い出になりました。

まとめ

大迫力の100畳敷大凧や、日本各地と世界の凧の展示が見られるほか、大凧の作り方や歴史も学べる大凧会館。凧について知った後に、自分で凧を作って揚げると楽しさも倍増です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

世界凧博物館 東近江大凧会館
住所:滋賀県東近江市八日市東本町3番5号
開館時間:9:00~17:00
休館日:水曜日、祝日の翌日、第4火曜日、年末年始(12/28~1/2)
入館料:大人300円、小中学生150円(団体:大人250円、小中学生100円)
お問い合わせ:0748-23-0081

地域情報発信WEBライター(東近江市・彦根市)

2021年に東近江市に移住してきました。自然豊かなこの地で元気あふれる息子2人の育児に日々奮闘中。楽しそうな場所を見つけては子どもと一緒にあっちこっちへお出かけしています。東近江市・彦根市の魅力やおすすめスポット、美味しいグルメなど、明日行ってみたい!と思えるお役立ち情報を盛りだくさんでお届けしていきます。

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