【岡山市北区】和菓子屋さんの溶けないアイスの正体は?不思議な食感と充実のフレーバー!
「今八ふたわ」は住宅街の中にあります。
名前の通り住所は、岡山市北区今八丁目。今八です。
和菓子の枠にとらわれない意外な素材を使ったものから定番までラインナップされていて、いつ行っても楽しく美味しい和菓子屋さんです。
私が伺った日、季節のお菓子のコーナーには、もう梅雨の時期と気づかされる「紫陽花」と「まいまい」。さっぱり系の「梅笹餅」と「抹茶とシャンパンの水まんじゅう」が並んでいました。
目を引いたのは、「抹茶とシャンパンの水まんじゅう(210円/税込)」。中の抹茶餡はしっかりと抹茶の苦味が感じられ、外側はシャンパン味。気になる感想は、清々しいお味。不思議美味しいという謎の形容をしたいと思います。
定番の「今どら(230円/税込)」と「黄奈粉の洲浜(280円/税込)」も好きです。どら焼きはほどよい大きさで甘すぎない粒あん。生地の香りは蜂蜜かな?
お持たせには箱入り(3個、5個、10個入)がオススメです。
そしてお待ちかねの「氷もち(270円/税込)」。
よく見ると、ミルクと抹茶にはワンポイントの小さな羊羹の金魚が。夏の間にはまた違うフレーバーも登場するようですが、今回は「梅酒・いちご・あんず・ミルク・あずき・抹茶」でした。
溶けない理由は、葛を練って冷凍しているから。
食感は通常のアイスクリームと少し異なり、もちっとむちっと不思議な感じ。硬めのゼリーとも異なり、氷もちは氷もち。当然どれも美味。
氷もちは、材料が葛なので柔らかくなっても液体ではないため形はそのまま。溶けてしまわないので、持ち運びしやすいのも魅力です。再冷凍すれば、また氷もちに戻ります。
店主の山脇さんは、大阪で和菓子作りの修行をされたそうです。山脇さんの飄々とおしゃれな雰囲気にスタイリッシュで美味しいお菓子とスッキリした店舗がピッタリ。お持たせ用の箱とラッピングも素敵です。
京都では1年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」に「水無月」というお菓子を食べるそうです。
今八ふたわさんも6月の最終週あたりに店頭に「水無月」が並ぶ予定とのこと。その頃にまたお邪魔します。
和菓子は季節を感じられ、込められた意味も興味深く、その魅力を存分に味わおうと思います。
【店舗情報】
店名:今八ふたわ
住所:岡山市北区今八丁目五番八号
TEL:086-241-4210
営業時間:朝9時〜夕6時
定休日:日・月曜日
駐車場:3台