ソーラパネルの販売員を経て、31歳の誕生日にメジャーリーグ初昇格
4月23日、タンパベイ・レイズは、右投手のルイス・ヘッドをオルタネイト・トレーニング・サイトから昇格させ、アクティブ・ロースターに加えた。
この日は、ヘッドの誕生日。31歳を迎えた。2012年のドラフトでクリーブランド・インディアンズから18巡目・全体563位指名を受け、インディアンズとロサンゼルス・・ドジャースのマイナーリーガーとして、計294試合に登板。2013年と2017年、2019年はAAAでも投げたが、メジャーリーグ昇格の声はかからなかった。
昨年は、2月にシアトル・マリナーズと契約し、新型コロナウイルスのパンデミックにより、5月に解雇された。タンパベイ・タイムズのマーク・トプキンらによると、その後はアリゾナでソーラーパネルを売っていたという。「ドア・トゥ・ドア」とあるので、訪問販売だ。
今回の昇格は、ブルペンに故障者が多く出ていることが理由とはいえ、ヘッドにとっては最高の誕生日プレゼントだろう。近日中にメジャーデビューするのは、まず間違いない。
また、レイズでは4月11日に、同じく右投手のブレント・ハニーウェルJr.がデビューしている。こちらは、誕生日の11日後ながら、まだ26歳。2014年のドラフトでレイズに2巡目・全体72位で指名され、トップ・プロスペクトと目されてきた。ただ、2018年2月にトミー・ジョン手術を受けた後、故障が相次いだ。2017年9月19日にAAAのポストシーズンで投げたのを最後に、メジャーリーグ初登板を果たすまで、公式戦のマウンドから3年以上も遠ざかっていた。
なお、デビューはしたものの、メジャーリーグ2年目を迎えるまでが長かった選手もいる。それについては、こちらで書いた。