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【京都市】「志を持って」「スキル上げたい」新しい未来を描く新成人たちの熱い思い! 会場で聞きました。

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「京都市はたちを祝う記念式典」が2022年1月10日、左京区岡崎の平安神宮境内にある京都市勧業館「みやこめっせ」及び「ロームシアター京都」で開催されました。平成13年4月2日から平成14年4月1日までに生まれた20歳になる男女が参加しました。式典の対象となった京都市の今年の新成人(20歳)は14,640名(2021年10月1日時点・京都市公式HPより)。それぞれが新しいスタートを切りました。

平安神宮の応天門前広場
平安神宮の応天門前広場

 インスタ映えすることなどもあり、平安神宮の応天門前広場や大極殿前には多数の新成人が訪れていました。中学校で同級生になって以来大の仲良しという井上明春花さんと山口愛さんも明るい振袖姿で式典に参加しました。井上さんは、「美容学校を卒業してマツエクの仕事をするので、まずは仕事をしっかり覚えて頑張りたいです。」と言います。薬学関係の学校に通う山口さんは、「20歳になったので、いろんな資格に挑戦して自分のスキルを上げていきたい」と抱負を語ってくれました。

井上明春花さんと山口愛さん
井上明春花さんと山口愛さん

 艶やかな晴れ着姿で記念撮影をしていた8人組の女性たちは、「市内の小中学校でずっと一緒だった仲良し組なんです」といいます。そのうちの一人、岡田英見さんは「20年早かったなあ。音楽関係の仕事が決まったので、大人として自分の意志をしっかり伝えられるように新たな気持ちで頑張りたいです」と語ってくれました。

晴れ着姿で記念撮影をしていた仲良し8人組
晴れ着姿で記念撮影をしていた仲良し8人組

 揃ってスーツ姿で参加した5人組の男性らも中学校の同級生でした。鍵村綜成さんは、「良く食べ、よく寝て健康的に、大人としてしっかりと志を持って生きていきたい」と明るく話します。歴史科の学生という青山舜さんは、「まだこれからのことは決まっていませんが、働いてお金を貯めることと車の免許をとることをまずしていきたい」と抱負を語ってくれました。

揃ってスーツ姿で参加した5人組
揃ってスーツ姿で参加した5人組

 2022年4月の民法改正に伴い、成年年齢が18歳に引き下げられますが、京都市では、「参加者が落ち着いて参加することができ、家族や旧友、地域社会との繋がりをしっかりと確認できるよう、成年年齢引下げ後も、はたちを祝う記念式典として、20歳での式典開催を継続することと致しました。」としています。全体として前向きな感想も多く、今の若者たちの健全な良心を感じました。新しい未来を創っていってほしいと思います。がんばって!

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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