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アニメゆく年くる年:2023年アニメニュースまとめ #専門家のまとめ

小新井涼アニメウォッチャー
(提供:イメージマート)

今年も残すところ十数時間。

2023年も、年間を通してアニメに関する様々な出来事がありました。

年初のこととなると既にかなり前のニュースにも感じますが、今年は一年を通してどんなことが話題になってきたのでしょうか。

各クールで話題となったアニメ関連の出来事を、主に執筆記事内から独断と偏見で選出し、まとめてみました。

2024年を迎えるにあたっての本年の振り返りとして、ご覧になってみてください。

▼シリーズ初の男子レギュラープリキュアが誕生

男の子もプリキュアに!「ひろプリ」初の男子レギュラープリキュア誕生にみる朝夕アニメの多様性(Yahoo!ニュース エキスパート 小新井涼)
■冬クール(1~3月)声出し解禁と初の男子レギュラープリキュア誕生、そしてサトシとピカチュウの物語が最終回

【1月】1月末に発表された「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」での改訂を受け、アニメ関連のイベントやライブでも、2月にかけて続々と声出し解禁のニュースが相次ぎ話題に。

【2月】最新作「ひろがるスカイ!プリキュア」に、シリーズ初となる男子のレギュラープリキュアが登場することが発表され、大いに注目を集めました。

【3月】アニメ「ポケットモンスター」にて、サトシとピカチュウの物語が終幕。最終章「めざせポケモンマスター」には、毎話放送の度に大きな反響が集まっていました。

▼劇場版「名探偵コナン」初の興収100億円突破を達成

改めて振り返る劇場版「名探偵コナン」興収100億までの軌跡、どこが異例なのか(Yahoo!ニュース エキスパート 小新井涼)

■春クール(4~6月)Twitter消滅トレンド入りと劇コナ初の興収100億円突破、アイドルの大ヒット

【4月】社名としてのTwitterが無くなり、一時“Twitter消滅”がトレンドを賑わせる事態に。後にサービス名まで”X”と改名され、本当にTwitterが消滅した事もユーザーの多いアニメ界隈で今年話題となりました。

【5月】劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」がシリーズ初の興行収入100億円を達成。”毎年恒例のアニメ映画シリーズ”が大台突破を果たしたことにも大いに注目が集まりました。

【6月】年間通して注目を集めた「【推しの子】」の主題歌「アイドル」が、ビルボードのアメリカを除くグローバルチャートにて、首位となったことが話題となりました。

▼「君たちはどう生きるか」異例の宣伝方法とその効果とは

「君たちはどう生きるか」公開直後にみられた情報制限の効果(Yahoo!ニュース エキスパート 小新井涼)

■夏クール(7~9月)君生き異例の宣伝方法と実写版ONE PIECEの世界的ヒット、そしてフリーレンの金ローでの初回放送

【7月】宮崎(﨑)駿監督最新作「君たちはどう生きるか」が、告知映像も内容も、キャストも全く明かされないまま公開を迎えるという前代未聞の宣伝方法と共に話題となりました。

【8月】実写ドラマ版「ONE PIECE」が配信開始。原作リスペクトを感じる内容も世界中で好評を博し、未だ作品ファンからの懐疑心も強い実写映像化への新境地を開きました。

【9月】秋アニメ「葬送のフリーレン」が、初回を「金曜ロードショー」にて2時間スペシャルとして放送。アニメと親和性の高い金ローでの放送を通して、幅広い視聴者層から大きな注目を集めました。

▼変わるリバイバル上映の様相 リバイバルからアンコールへ

「ONE PIECE FILM RED」から「マリオ」まで、増えるリバイバル上映と変化するその様相(Yahoo!ニュース エキスパート 小新井涼)
■秋クール(10~12月)変わるリバイバル上映の様相、ゲゲゲの謎の盛り上がりと紅白歌合戦

【10月】この時期アニメ映画のリバイバル上映が増加。上映作品のほとんどが直近の話題作であることから、再上映のトレンドがリバイバルからアンコールへと変化していることも窺えました。

【11月】映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が公開後、予想を超える盛り上がりをみせ話題に。年末にかけても未だ冷めやらぬ熱量に、年明け以降の展開にも注目が集まります。

【12月】今夜に控える紅白歌合戦の曲目に話題のアニソンが多く含まれ話題に。VTRナレーターを務める声優の榎木淳弥氏と高橋李依氏にも注目が集まります。

こうして振り返ってみても、年間を通して常に話題に絶えなかったアニメ関連のニュース。

今後はどんな作品が登場し、何が話題となっていくのか…。2024年も要注目です。

アニメウォッチャー

北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士課程在籍。 KDエンタテインメント所属。 毎週約100本以上(再放送、配信含む)の全アニメを視聴し、全番組の感想をブログに掲載する活動を約5年前から継続しつつ、学術的な観点からアニメについて考察、研究している。 まんたんウェブやアニメ誌などでコラム連載や番組コメンテーターとして出演する傍ら、アニメ情報の監修で番組制作にも参加し、アニメビジネスのプランナーとしても活動中。

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