関東は気温の乱高下に要注意、さらに週明けは雨か雪か微妙な情勢
1月の最終日はさらにポカポカ予想
きょう30日(火)は全国的に平年より暖かくなっていて、東京都心でも13.3度まで上がり、3月上旬並みの暖かさとなりました。そして1月の最終日となるあす31日(水)はもっと暖かくなり、東京都心の最高気温は3月下旬並みの15度まで上がる予想です。この暖かさはあさって2月1日(木)も続く予想ですが、その後は急激に気温が下がる見込みで、大きな寒暖差に要注意です。
最下層は劇的に気温が急降下
上図は、地上の気温と密接な関係がある上空500メートル付近(最下層)の暖気と寒気の予想です。
あさって1日(木)午前9時の段階では、まだ関東平野部が9度以上の暖気にすっぽりと覆われていて、これは晴れれば地上で15度以上まで上がる春の暖気と言えます。ところがその後、北からの寒気が優勢となり、2日(金)午前9時には、0度以下まで急降下し、さらに東京付近まで-3度ラインが南下してくる予想です。これは地上で降水があれば雪に変わる強い寒気で、24時間で実に13度前後も劇的に急降下する予想です。
気温の乱高下と週明けの雪予報に注意
ウェザーマップによる天気と気温の予想では、あさって1日(木)も15度くらいまで上がる所が多いものの、2日(金)には急降下し、東京都心の最高気温は7度の厳しい寒さとなる予想です。しかも、南部沿岸部は風がぶつかり合うことに伴って、低い雲が発生し、小雪がちらつく可能性があります。気温の急降下に要注意です。
さらに週明けの5日(月)は東京を含めて、関東地方で、雪や雨の予報となっています。2日(金)の雪は降っても、小雪がちらつく程度とみられますが、5日(月)の雪は、関東平野部で冬季にもっとも降雪が生じやすい南岸低気圧が絡む降雪となる可能性があります。
南岸低気圧と下層寒気の兼ね合いに注意
あす31日(水)以降、来週にかけて、日本付近を低気圧や前線が通過しやすくなります。大きな降水域が通過するのは、まだしばらく西日本が中心なのですが、2月4日(日)から5日(月)頃にかけて通過する降水域は関東平野部付近までかかる予想で、しかも関東平野部でみぞれや雪になる可能性がある1500メートル付近で0度以下の下層寒気も予想されています。この兼ね合い次第では、東京を含めて、降雪となる可能性も考えられますので、今後も最新情報にご注意ください。